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    Java入門:繰り返しとメソッド
    複数の引数を取るメソッド

    Java入門:繰り返しとメソッド

    forやwhileの繰り返しとメソッドを学び、処理を反復と部品に分けて書けるようにします。

    1
    繰り返し
    01. for 文の基本5分
    02. 1 から N までの合計5分
    03. 九九の段を作る5分
    04. while 文5分
    05. カウントダウン5分
    06. do-while 文5分
    07. 二重ループ5分
    08. break と continue5分
    09. FizzBuzz 完成5分
    10. 繰り返しクイズ5分
    11. 第 4 章 まとめクイズ5分
    2
    メソッド
    01. メソッドを定義する5分
    02. 引数を受け取るメソッド5分
    03. 戻り値を返す5分
    04. 複数の引数を取るメソッド5分
    05. メソッドのオーバーロード5分
    06. メソッドクイズ5分
    07. BMI を計算するメソッド5分
    08. 第 5 章 まとめクイズ5分

    複数の引数を取るメソッド

    材料が 1 つでは、答えが出ない

    引数が 1 つのメソッドは、渡された値をそのまま加工する処理には向いています。ただ、現実の計算はたいてい 2 つ以上の情報が揃ってはじめて答えが出ます。時刻を分に直すなら「時」と「分」、送料を出すなら「重さ」と「地域」というように、材料が 1 つで済むほうが珍しいくらいです。

    引数は , で区切って何個でも並べられます。

    Java

    public static int toMinutes(int hours, int minutes) {
        return hours * 60 + minutes;
    }

    toMinutes(2, 30) と呼べば 150 が返ります。呼ぶ側も同じように、値を , で区切って並べるだけです。

    型は 1 つずつ書く

    最初につまずくのは型の書き方です。同じ int が 2 つ続くからといって、まとめることはできません。

    Java

    // これは通らない
    public static int toMinutes(int hours, minutes) {

    Java の引数リストは「型 名前」のペアの繰り返しで、, のたびに型から書き直します。省くと <identifier> expected のような、原因の読み取りにくいエラーが出ます。面倒に感じても、1 つにつき 1 つ型を書くのが決まりです。

    順番でしか結びつかない

    Java の引数は 書いた位置 で対応します。1 番目に渡した値が 1 番目の引数に、2 番目が 2 番目に入ります。Python のように toMinutes(minutes=30, hours=2) と名前を指定して渡す書き方は用意されていません。

    順番を取り違えても、型さえ合っていればコンパイルは通ります。止まらないぶん気づきにくく、答えだけが静かに変わります。

    Java

    public static int divide(int a, int b) {
        return a / b;
    }

    divide(10, 2) は 5 ですが、divide(2, 10) は 0 です。渡した数は同じでも、順番が違えば別の答えになります。

    だからこそ、引数の名前は呼ぶ側への説明書きになります。send(String a, String b) では、どちらが差出人なのかを毎回定義まで見に行くことになります。String from, String to と書いてあれば、呼ぶ側はもう迷いません。

    解説

    入れ替えても答えが変わらない計算だと、順序の取り違えはテストをすり抜けてしまいます。定義と呼び出しを並べて、同じ順に読めるかを確かめる癖をつけておくと安心です。

    やってみよう

    今回は、長方形の幅と高さを受け取って面積を返すメソッドを書きます。引数は int が 2 つ、戻り値も int です。

    書けたら、幅か高さに 0 を渡したときにどうなるかも確かめてください。特別な分岐を足していないのに 0 が返るはずで、その理由を説明できれば、引数がそのまま計算に流れ込んでいる感覚がつかめています。

    要件

    1. クラス名は Solution、メソッド名は rectangleArea、引数は int width と int height の 2 つにすること
    2. メソッドの戻り値の型は int で、width * height の計算結果を返すこと
    3. 引数 width または height が 0 の場合、戻り値は 0 になること

    ヒント

    引数は `int width, int height` のように **型を 1 つずつ** 書きます。`int width, height` のように型をまとめて書くとコンパイルエラーになります

    メソッドの中身は `return width * height;` の 1 行だけで OK です。`*` が掛け算の演算子、文末の `;` を忘れないようにしましょう

    引数を受け取る順番は宣言と同じです。`rectangleArea(3, 4)` と呼ばれたら `width = 3`、`height = 4` になります。順番を入れ替える必要はありません

    生田 陸人
    監修生田 陸人
    ゆめさくエンジニア / 現役ソフトウェアエンジニア監修者プロフィールを見る →
    編集 ゆめさく編集部·公開 2026/05/19·更新 2026/08/26

    関連レッスン

    • メソッドのオーバーロード

      同じ名前で引数違いの複数バージョンを定義する「オーバーロード」を学び、足し算メソッド add の 3 連発を題材にシグネチャの考え方を体に馴染ませる。

    • メソッドクイズ

      メソッドの章で学んだ定義 / 引数 / 戻り値 / オーバーロード / static を 4 択クイズ 1 問で総復習する章末まとめ。

    • BMI を計算するメソッド

      体重と身長を引数で受け取り、BMI を double で返すメソッドを書きながら、「計算公式を 1 ヶ所に集約する」というメソッドの本質的なご利益を体に馴染ませる。

    • 第 5 章 まとめクイズ

      第 5 章「メソッド」で学んだ基礎・引数・戻り値・オーバーロード・BMI 実例を 1 問の 4 択クイズで総復習する章末まとめ。

    このレッスンに出てくる用語

    意味があいまいなまま進んだ語は、ここから読み直せます。

    • 引数位置引数=順番で渡す。
    • メソッドクラスに属する関数
    • 処理計算や代入を表す長方形
    • リスト順序付きで複数の値を扱うデータ構造
    • コンパイルソースをバイトコードへ変換する処理
    • テストバグを見つける工程
    • 戻り値呼び出し元への返答を表す点線矢印
    • クラスデータと振る舞いを束ねる単位
    main.java
    エディタを読み込んでいます

    メモ

    複数の引数を取るメソッド

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