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    Java入門:繰り返しとメソッド
    戻り値を返す

    Java入門:繰り返しとメソッド

    forやwhileの繰り返しとメソッドを学び、処理を反復と部品に分けて書けるようにします。

    1
    繰り返し
    01. for 文の基本5分
    02. 1 から N までの合計5分
    03. 九九の段を作る5分
    04. while 文5分
    05. カウントダウン5分
    06. do-while 文5分
    07. 二重ループ5分
    08. break と continue5分
    09. FizzBuzz 完成5分
    10. 繰り返しクイズ5分
    11. 第 4 章 まとめクイズ5分
    2
    メソッド
    01. メソッドを定義する5分
    02. 引数を受け取るメソッド5分
    03. 戻り値を返す5分
    04. 複数の引数を取るメソッド5分
    05. メソッドのオーバーロード5分
    06. メソッドクイズ5分
    07. BMI を計算するメソッド5分
    08. 第 5 章 まとめクイズ5分

    戻り値を返す

    画面に出しただけでは、続きの計算に使えない

    前の回で、引数を受け取るメソッドを書きました。ただ、System.out.println で結果を表示するだけのメソッドには弱点があります。

    Java

    public static void showTax(int price) {
        System.out.println(price * 10 / 100);
    }

    showTax(1200) と呼べば 120 が画面に出ます。ところが、この 120 を使って「本体 + 税」を計算しようとすると手が止まります。表示された数値は画面の中にあるだけで、プログラムからはもう触れません。値を呼び出し元へ 渡す 仕組みが要ります。それが return です。

    return は値を渡して、その場でメソッドを終える

    戻り値のある形にすると、こう書けます。

    Java

    public static int tax(int price) {
        return price * 10 / 100;
    }

    void と書いていた場所に int と書き、return の後ろに返したい値を置きます。呼ぶ側は int t = tax(1200); のように変数で受け取れますし、tax(1200) + tax(800) のように式の途中に置くこともできます。

    return の働きは 2 つあります。1 つは値を呼び出し元へ返すこと、もう 1 つは その行でメソッドを打ち切ること です。return より後ろに書いた処理は決して動かないので、コンパイラは unreachable statement と言って止まります。

    もう 1 つの約束が、宣言した型と返す値の型を揃えることです。int と書いたのに小数を返そうとすると incompatible types になります。

    分かれ道のどこを通っても、return に着く

    return は if の中にも書けます。条件ごとに違う値を返したいときは、分岐のたびに return を並べます。

    Java

    public static String judgeAge(int age) {
        if (age < 0) return "入力エラー";
        if (age < 18) return "未成年";
        return "成人";
    }

    上から順に見て、当てはまった時点でメソッドが終わります。age が 20 なら最初の 2 行を素通りして "成人" が返ります。この書き方なら else を積み上げずに済み、ネストが浅く保てます。

    大事なのは、どの道を通っても最後は return にたどり着く ことです。if の中だけに return を書いて、条件を外れたときの行き先を書き忘れると、コンパイラが missing return statement と教えてくれます。「値を返すと宣言したのに、返さずに終わる道が残っている」という意味です。

    解説

    戻り値の型が void のメソッドでも return; とだけ書けます。値は返さず「ここで抜ける」の合図です。値を付けて return name; と書くとエラーになります。

    やってみよう

    今回は、渡された整数の絶対値を返すメソッドを書きます。Math.abs は使わず、if と return の書き分けだけで組み立ててください。負の数のときに何を返せばプラスになるか、0 以上のときはそのままでよいか、日本語で 2 行に書いてから手を動かすと迷いません。書けたら 0 を渡した場合も確かめておきましょう。

    要件

    1. クラス名は Solution、メソッド名は abs、引数は int n 1 つ、戻り値の型は int
    2. if 文で n が負かどうかを判定し、return で結果を返すこと
    3. Math.abs などの標準ライブラリは使わず、return の書き分けで実装すること

    ヒント

    負の数を正にするには符号を反転するだけです。`-n` と書けば `n` の符号を反転した値になります

    早期 return が便利です。`if (n < 0) return -n;` と書き、そうでない場合は `return n;` でメソッドの最後に届きます

    戻り値の型が `int` なので、`return` で渡す値も `int` 型である必要があります。`-n` も `n` も `int` のままなので安心です

    生田 陸人
    監修生田 陸人
    ゆめさくエンジニア / 現役ソフトウェアエンジニア監修者プロフィールを見る →
    編集 ゆめさく編集部·公開 2026/05/19·更新 2026/08/26

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    このレッスンに出てくる用語

    意味があいまいなまま進んだ語は、ここから読み直せます。

    • 引数位置引数=順番で渡す。
    • メソッドクラスに属する関数
    • 戻り値呼び出し元への返答を表す点線矢印
    • 変数データに名前をつけて参照する仕組み
    • 処理計算や代入を表す長方形
    • クラスデータと振る舞いを束ねる単位
    • 標準ライブラリPythonに同梱の公式モジュール群
    main.java
    エディタを読み込んでいます

    メモ

    戻り値を返す

    ⌘S で保存