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CloudFrontとは?

読み方:cloudfront

最終更新:2026/08/18

3秒でわかる

AWS が提供する CDN で、世界中の拠点から配信内容を返す仕組み。利用者に近い場所から配ることで表示を速くし、元のサーバーの負荷を下げます。

もう少し詳しく

どういうものか

CloudFront は AWS の CDN サービスです。世界各地に置かれたエッジロケーションが利用者からの要求を受け取り、控えを持っていればその場で返し、無ければ配信元へ取りに行きます。配信元には S3 のバケット、EC2、ロードバランサー、AWS の外にあるサーバーも指定できます。

要求の入口をエッジに集めるため、証明書の設定、独自ドメインの割り当て、アクセス制限といった設定も、この層でまとめて行えます。

なぜ必要か

東京のサーバーにあるページを南米から開くと、往復の通信だけで数百ミリ秒かかります。画像や CSS のような変化しないファイルを各地のエッジに置いておけば、この距離を短くできます。

負荷の面でも効果があります。同じ画像を 100 万回配るとき、配信元へ届く要求は控えが効いている間はごく少数です。配信元の帯域と処理を、動的な処理だけに使えます。

具体例

AWS CLI で配信の設定を確認し、更新後に控えを捨てる操作です。

# 配信の一覧を見る aws cloudfront list-distributions \ --query "DistributionList.Items[].{Id:Id,Domain:DomainName}" # デプロイ後に控えを捨てて新しいファイルを配らせる aws cloudfront create-invalidation \ --distribution-id E123ABC456DEF \ --paths "/index.html" "/assets/*"

つまずきやすいところ

デプロイしたのに古い画面が出続ける、という相談の大半はエッジの控えが残っているためです。上の invalidation で消せますが、無料枠を超えると件数で課金されます。ファイル名にビルドごとの文字列を混ぜ、HTML だけを短い有効期限にする構成にすると、消す操作自体がほとんど不要になります。

配信元へ渡すヘッダやクエリ文字列の設定も落とし穴です。既定では一部しか渡らないため、言語や認証をヘッダで切り替えるアプリを置くと、別の利用者向けの内容が返る事故につながります。何を控えの区別に使うかは明示的に決める必要があります。

証明書は、独自ドメインで使う場合バージニア北部で発行したものしか使えません。

似た用語との違い

ロードバランサーは複数のサーバーへ要求を振り分ける仕組みで、置かれる場所も目的も違います。CDN は距離を縮めて控えを返すもの、ロードバランサーは同じ場所にある処理能力を分けるものです。両方を組み合わせ、エッジで受けて背後で振り分ける構成が一般的です。料金は転送量と要求回数で決まるため、配信量の見積もりは設計段階で押さえておく必要があります。

知識のつながり

サイドバーと同じ推奨ルート・関連語を、まとめて確認できます。

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