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クラウド・インフラ初級図解あり

デプロイとは?

読み方:でぷろい

最終更新:2026/08/18

3秒でわかる

作ったアプリをサーバーへ配置して利用できる状態にする作業。ビルドや設定反映、DB更新、再起動までを1つの手順としてまとめます。

30秒図解

デプロイは取得、依存導入、ビルド、DB更新、再起動、疎通確認を進め、失敗時は保存済みの前リリースへ切り替える工程図
疎通確認後に公開し、失敗時は保存済みの前リリースへ切り替える

もう少し詳しく

どういうものか

デプロイは、手元で動いているアプリケーションを本番のサーバーへ配置し、利用者からアクセスできる状態にする作業です。ファイルを置くだけで終わることは少なく、依存パッケージの取得、ビルド、設定値の反映、DBのマイグレーション、プロセスの再起動までを含めて1つの工程として扱います。

なぜ必要か

手元の環境と本番は、OSもバージョンも権限も違います。動いたコードをそのまま持っていっても、環境変数が無い、ポートが塞がっている、ビルド成果物が古い、といった理由で止まります。デプロイを手順として明文化し自動化しておくと、誰が実行しても同じ結果になり、問題が起きたときに戻せます。

具体例

# よくある最小構成の手順を1つのスクリプトにまとめる set -e # 途中で失敗したら止める <a href="/glossary/git-pull" class="text-primary font-medium underline underline-offset-2 hover:text-primary-dark">git pull</a> origin main npm ci # lock ファイルどおりに依存を入れる npm run build npx prisma migrate deploy # DB <a href="/glossary/schema" class="text-primary font-medium underline underline-offset-2 hover:text-primary-dark">スキーマ</a>を反映 sudo systemctl restart myapp <a href="/glossary/curl" class="text-primary font-medium underline underline-offset-2 hover:text-primary-dark">curl</a> -fsS http://localhost:3000/health # 生きているか確認

最後の疎通確認まで含めるのが要点です。再起動したという事実は、正しく動いていることの証明になりません。

つまずきやすいところ

本番だけで落ちる原因の上位は環境変数の設定漏れです。手元の .envリポジトリに入っていないので、新しい変数を足した日は本番側にも足す必要があります。もうひとつは、先にコードを出してからDBを変更する順序の誤りです。新しい列を読むコードが、列の無いDBに向かって動くと全リクエストが落ちます。列の追加を先、削除を後に回すと安全です。

似た用語との違い

ビルドはソースを実行可能な形に変換する処理、デプロイはその成果物を配置する処理、リリースは利用者に公開すると決める判断です。機能フラグを使うと、デプロイ済みでも公開しない状態を作れます。


覚え方

デプロイは「置く作業」ではなく「戻せる状態で置く作業」です。前のバージョンへ戻す手順を先に用意し、実際に1回試しておくと、当日の判断が速くなります。

つまずきやすいところ(その2)

静的ファイルの入れ替えも事故になりやすい部分です。HTMLだけ新しくなってJavaScriptが古いままだと、参照先のファイルが見つからず画面が真っ白になります。ファイル名にビルドごとのハッシュを入れ、古い版もしばらく残しておくと、切り替えの最中に開いていた利用者の画面が壊れません。

作業の記録を残す点も忘れがちです。いつ、どのコミットを、誰が出したのかを残しておくと、障害が起きたときに切り分けの時間が半分になります。

知識のつながり

サイドバーと同じ推奨ルート・関連語を、まとめて確認できます。

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