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セキュリティグループとは?

読み方:セキュリティグループ

最終更新:2026/08/18

3秒でわかる

AWSサーバー 1 台ずつに付ける通信の許可リスト。どこから何番ポートへの接続を通すかを書き、書いていない通信は自動的に遮断されます。

もう少し詳しく

どういうものか

セキュリティグループは、EC2 インスタンスやロードバランサーなどに割り当てる仮想的なファイアウォールです。インバウンド (入ってくる通信) とアウトバウンド (出ていく通信) それぞれに、許可するルールを書きます。

大きな特徴が 2 つあります。1 つは許可しか書けないことで、拒否のルールは存在しません。書かれていないものはすべて遮断されます。もう 1 つはステートフルであることです。入ってきた通信への返信は、アウトバウンドに何も書かなくても自動的に通ります。

なぜ必要か

サーバーを立ち上げた直後は、公開したいポートも塞がっています。逆に言えば、うっかり全開放しない限り安全な状態から始められます。手作業の設定漏れで管理用ポートを世界中に晒す事故を防ぐため、通信の許可はサーバー内の設定ではなくクラウド側の設定として一元管理します。

具体例

sg-web (ロードバランサー用) インバウンド 0.0.0.0/0 から TCP 443 を許可 sg-app (アプリサーバー用) インバウンド sg-web から TCP 8080 を許可 ※ IP ではなくセキュリティグループ ID を指定できる sg-db (<a href="/glossary/database" class="text-primary font-medium underline underline-offset-2 hover:text-primary-dark">データベース</a>用) インバウンド sg-app から TCP 3306 を許可

送信元にセキュリティグループ ID を書けるのが実務上の要点です。アプリサーバーを増減させても IP を書き換える必要がなく、新しい台に sg-app を付ければそのままデータベースへ繋がります。

つまずきやすいところ

繋がらないときにセキュリティグループばかり疑ってしまうのが典です。通信経路にはルートテーブル、ネットワーク ACL、サブネットの公開設定、そしてサーバー内の firewalld なども関わります。片方向だけ通らない場合は、拒否も書けてステートレスなネットワーク ACL 側が原因のことが多くあります。

もう 1 つは、動作確認のために 0.0.0.0/0 で 22 番を開け、そのまま忘れる運用です。数分でログイン試行が始まります。接続元は自分の IP か、踏み台サーバーのセキュリティグループに限定します。

運用のこつ

1 台ごとに個別のルールを書くのではなく、役割ごとにセキュリティグループを 1 つ作り、
サーバーには役割の分だけ割り当てます。1 台に複数割り当てると、許可は合算されます。
監視用の通信を全台に通したい場合も、監視用のグループを追加で付けるだけで済みます。

似た用語との違い

項目セキュリティグループネットワーク ACL
適用先サーバーなどの単位サブネットの単位
ルール許可のみ許可と拒否
状態ステートフルステートレス


覚え方

サブネットがフロア、セキュリティグループは部屋のドアに貼った入室許可者の名簿です。名簿に無い人は入れません。

知識のつながり

サイドバーと同じ推奨ルート・関連語を、まとめて確認できます。

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