共通鍵暗号方式
luagate/symmetric-key-crypto共通鍵暗号方式22 枚セキュリティ
上から下へ、全 22 枚そのまま並べています。
発表モードで開く共通鍵暗号方式
目次
今日のゴール
この時間で身につけてほしいことです。
- 共通鍵方式が「同じ鍵で施錠・解錠」だと分かる
- 速くてシンプルという利点を説明できる
- 鍵配送問題が何かをイメージできる
- 人数が増えると鍵が増える問題が分かる
- なぜ公開鍵方式が必要になるか腑に落ちる
復習 — 暗号化の基本
まず前回の要点をサッと思い出しましょう。
共通鍵方式とは
暗号化と復号に、まったく同じ1本の鍵を使う方式です。
共通鍵 = 同じ合鍵を2人で持つ
同じ合鍵で鍵をかけたり開けたりする、貸金庫のイメージです。
暗号化と復号の流れ
同じ鍵を共有している前提で、暗号文をやり取りします。
第2部 メリット
共通鍵方式の強み
鍵が1本でしくみが単純なので、性能面で優れています。
- 処理が高速 — 大量のデータでもサクサク暗号化できる
- しくみがシンプルで分かりやすい
- 計算の負担が軽い
- 動画や大きなファイルの暗号化に向く
- だから実際のデータ本体の暗号化はこれが担う
代表的な方式(名前だけ)
今広く使われている共通鍵方式の代表格です。名前だけ知っておきましょう。
第3部 最大の課題
鍵配送問題
共通鍵方式の一番の弱点は「鍵をどう安全に渡すか」です。
鍵が漏れたらどうなるか
共通鍵は施錠も解錠も同じ鍵なので、1本漏れると守りが一気に崩れます。
- その鍵で暗号化した通信がすべて読まれる
- 過去の暗号文もさかのぼって解読されうる
- なりすまして暗号文を作られる恐れ
- 誰が漏らしたか特定しづらい
- だから鍵の管理が極めて重要
人数が増えると鍵が爆発する
全員が安全に通信するには、ペアごとに別々の鍵が必要です。人数が増えると鍵の数が急増します。
だから公開鍵方式が必要
共通鍵方式の弱点をまとめると、次の方式への必要性が見えてきます。
- 速いが、鍵を安全に渡すのが難しい(鍵配送問題)
- 鍵が1本漏れると守りが崩れる
- 人数が増えると鍵が爆発的に増える
- この「鍵を渡す問題」を解くのが公開鍵方式
- 実際は共通鍵と公開鍵を組み合わせて使う(次回)
第4部 実際の使われ方
現実での役割分担
実際の通信では、共通鍵と公開鍵がそれぞれ得意分野を担います。
ミニ演習 — 身近なたとえで考える
鍵配送問題を、日常のたとえで考えてみましょう。
振り返りクイズ
振り返りクイズ 解答
質疑・次回予告
今日のまとめと、次に学ぶテーマです。質問があればここで受け付けます。
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共通鍵は「同じ鍵で施錠も解錠もする、速くてシンプルな方式」。ただし鍵をどう渡すかが難しい。この弱点こそが、次の公開鍵方式が生まれた理由です。