ソーシャルエンジニアリング

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ソーシャルエンジニアリング入門

ソーシャルエンジニアリング

人をだます攻撃 〜技術以外の弱点〜

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目次

今日の流れ

1. 一番弱いのは「人」

2. だましの手口あれこれ

3. つけ込む心理と標的型攻撃

4. 対策と組織での教育

5. まとめと振り返り

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ソーシャルエンジニアリング入門 - イントロ

今日のゴール

この時間で身につけてほしいことです。

  • 技術以外の弱点を突く攻撃があると分かる
  • 代表的なだましの手口を知る
  • 人の心理につけ込む仕組みを理解する
  • 標的型攻撃とのつながりが分かる
  • だまされないための対策を身につける
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ソーシャルエンジニアリング入門 - イントロ

一番弱いのは「人」

どんなに堅い鍵をかけても、住人が自分でドアを開けてしまえば意味がありません。守りの一番の隙は「人」です。

  • システムを破るより人をだます方が早い
  • 攻撃者は技術より人の油断を狙う
  • 正しい人になりすませば鍵は要らない
  • 親切心や焦りにつけ込まれる
  • 最新の防御も人の一言で破られる
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ソーシャルエンジニアリング入門 - イントロ

ソーシャルエンジニアリング とは

プログラムの穴ではなく、人の心の隙を突いて情報を盗む手口です。

ソーシャルエンジニアリング(Social Engineering)

技術的な攻撃ではなく、人をだましたり油断させたりして、パスワードや機密情報を聞き出す手口。鍵をこじ開ける代わりに、住人に自分でドアを開けさせるようなやり方。

人の心の隙を突く攻撃

技術ではなく対話や演技を使う

住人にドアを開けさせるイメージ

だまし・なりすまし・盗み見など

防御の最後の弱点になりやすい

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ソーシャルエンジニアリング入門 - イントロ

なぜ人はだまされるのか

だまされるのは特別な人ではありません。誰もが持つ自然な心の動きが利用されます。

親切心
  • 困っている人を助けたい
  • つい手を貸してしまう
焦り
  • 急かされると考えられない
  • 早く対応しようとする
権威への弱さ
  • 上司や偉い人に逆らえない
  • 言われたまま従う
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ソーシャルエンジニアリング入門 - 手口

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第2部 だましの手口

電話・のぞき見・ごみ漁り

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ソーシャルエンジニアリング入門 - 手口

なりすまし電話

情報システム担当や取引先を装って電話をかけ、情報を聞き出す手口です。

なりすまし電話

社員や情報システム部、取引先などになりすまして電話をかけ、パスワードや内部情報を聞き出す手口。声だけで相手は確認しづらく、もっともらしい理由で油断させてくる。

担当者や取引先を装って電話する

もっともらしい理由で聞き出す

声だけなので相手を確認しづらい

急ぎを装って考える隙を与えない

名乗りを信じこませてくる

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ソーシャルエンジニアリング入門 - 手口

のぞき見とごみ漁り

電話以外にも、身近なところに危険があります。日常のすぐ隣に手口がひそんでいます。

ショルダーハッキング
  • 背後からのぞき見る
  • 入力中のパスワードを盗む
トラッシング
  • 捨てた書類を漁る
  • ごみから情報を集める
身近に潜む
  • 特別な技術が要らない
  • 誰にでも狙われうる
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ソーシャルエンジニアリング入門 - 手口

なりすましメール

実在の企業や知人を装ったメールで、偽サイトへ誘導したり添付を開かせたりします。

なりすましメール(フィッシング)

銀行や有名企業、社内の人になりすましたメールを送り、偽のサイトでパスワードを入力させたり、危険な添付を開かせたりする手口。本物そっくりに作られていることが多い。

実在の企業や知人を装う

本物そっくりに作りこまれる

偽サイトへ誘導して入力させる

危険な添付やリンクを開かせる

送信元アドレスは偽装できる

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ソーシャルエンジニアリング入門 - 手口

偽メールに気づくポイント

なりすましメールには、よく見ると不自然な点があります。立ち止まって確かめる目を持ちましょう。

  • 差出人のアドレスが微妙に違う
  • 不自然な日本語や急かす言い回し
  • 心当たりのない請求や当選の知らせ
  • リンク先のURLが本物と異なる
  • 少しでも怪しければ開かず確認する
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ソーシャルエンジニアリング入門 - 心理

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第3部 心理と標的型攻撃

つけ込まれる隙

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ソーシャルエンジニアリング入門 - 心理

緊急と権威を装う心理

だましの多くは、冷静な判断をさせない工夫が仕込まれています。

緊急性・権威性の悪用

「今すぐ」「対応しないと大変なことになる」と焦らせたり、「社長から」「警察です」と権威を持ち出したりして、相手に考える余裕を与えず従わせる心理的な手口。

急かして考える余裕を奪う

期限や脅し文句で焦らせる

上司や公的機関の名をかたる

逆らいにくい空気を作る

落ち着けば見抜けることが多い

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ソーシャルエンジニアリング入門 - 心理

冷静なときと焦ったとき

同じメールでも、心の状態で対応が変わります。攻撃者はこの差を狙っています。

焦っているとき

  • 急かされて即対応する
  • 内容を疑わない
  • リンクをすぐ開く
  • だまされやすい

一呼吸おいたとき

  • 本当に正しいか考える
  • 送信元を確かめる
  • 別の手段で確認する
  • だましに気づける
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ソーシャルエンジニアリング入門 - 心理

標的型攻撃とのつながり

以前学んだ標的型攻撃も、入口の多くはソーシャルエンジニアリングです。だましで人を動かし、侵入の足がかりにします。

  • 標的型攻撃は特定の組織を狙い撃つ
  • 入口はだましのメールであることが多い
  • 業務に関係ありそうな件名で油断させる
  • 担当者が開いた一通から侵入が始まる
  • 人をだます手口が攻撃の起点になる
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ソーシャルエンジニアリング入門 - 対策

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第4部 対策と教育

疑う・確認する・正しく捨てる

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ソーシャルエンジニアリング入門 - 対策

だまされないための3原則

特別な道具は要りません。日々の心がけが一番の対策になります。

疑う
  • うまい話や急ぎを疑う
  • すぐに信じこまない
確認する
  • 別の手段で本人に確かめる
  • 公式の連絡先を使う
正しく捨てる
  • 書類はシュレッダーへ
  • 画面ロックを習慣に
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ソーシャルエンジニアリング入門 - 対策

手口と対策の対応

それぞれの手口には、効きやすい対策があります。手口ごとに備えを整理します。

どんな攻撃か
効く対策

なりすまし電話

担当を装って聞き出す

折り返しで本人確認

ショルダーハッキング

背後からのぞき見る

のぞき見防止と画面ロック

トラッシング

ごみから情報を集める

書類はシュレッダーで廃棄

なりすましメール

偽メールで誘導する

送信元とリンクを確認

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ソーシャルエンジニアリング入門 - 対策

組織での教育

一人が気をつけても、組織に隙があれば狙われます。みんなで守る流れを作ります。

1. 知る

どんな手口があるかを学ぶ

2. 訓練する

疑似メールなどで練習する

3. 報告する

怪しいと思ったらすぐ共有

4. 見直す

事例をもとにルールを改善

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ソーシャルエンジニアリング入門 - 対策

確認の一手間と被害の防止(イメージ)

立ち止まって確認するだけで、多くのだましは防げます。あくまでイメージです。

80 だまされる割合(イメージ)644832160
80だまされる割合(イメージ)
45だまされる割合(イメージ)
15だまされる割合(イメージ)
確認せず即対応
少し疑う
必ず別経路で確認

出典: 確認行動と被害の傾向を示す概念図(概算)

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ソーシャルエンジニアリング入門 - まとめ
クイズ

振り返りクイズ

今日の内容を確認しましょう。

捨てられた書類などのごみから情報を盗む手口をなんと呼ぶ?

A
ショルダーハッキング
B
トラッシング
C
なりすまし電話
D
フィッシング
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ソーシャルエンジニアリング入門 - まとめ
答え

振り返りクイズ 解答

捨てられた書類などのごみから情報を盗む手口をなんと呼ぶ?

A
ショルダーハッキング
B
トラッシング
C
なりすまし電話
D
フィッシング

ごみから情報を漁る手口がトラッシングです。書類はシュレッダーで廃棄するのが対策になります。ショルダーハッキングは背後からののぞき見、なりすまし電話は担当者を装った聞き出し、フィッシングは偽メールでの誘導を指します。

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ソーシャルエンジニアリング入門 - まとめ

質疑・次回予告

今日のまとめと、次に学ぶテーマです。質問があればここで受け付けます。

今日のおさらい
  • 一番の弱点は人
  • 心理につけ込む手口を知る
  • 疑う・確認する・正しく捨てる
次回予告
  • サーバーレス(FaaS) 〜サーバーを意識しない〜
  • クラウド深掘りの新グループに入る
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どんなに堅い防御も、人の一言で破られる。攻撃者は技術の穴より心の隙を狙う。だからこそ、急かされても一呼吸おき、疑い、確認する。その一手間が、何よりの守りになる。

ソーシャルエンジニアリング入門

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