ログとモニタリング

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ログとモニタリング入門

ログとモニタリング

システムの健康診断 〜記録して見守る〜

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目次

今日の流れ

1. ログとは何か

2. モニタリングとメトリクス

3. アラートと早期発見

4. ログレベルと可観測性

5. まとめと振り返り

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ログとモニタリング入門 - イントロ

今日のゴール

この時間で身につけてほしいことです。

  • ログが「何が起きたかの記録」だと分かる
  • モニタリングとメトリクスの役割が分かる
  • アラートで早期発見できるしくみが分かる
  • ログレベルの使い分けをイメージできる
  • 可観測性という考え方の入口に触れる
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ログとモニタリング入門 - イントロ

ログ とは

システムの中で何が起きたかを、時刻つきで残しておく記録です。

ログ(Log)

アクセスや処理、エラーなど、システム内で起きた出来事を時刻とともに書き残した記録。後から「いつ・何が・どうなったか」をたどれるようにする。

出来事を時刻つきで記録する

後から経緯をたどれる

障害時の原因究明に役立つ

航海日誌のように残し続ける

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ログとモニタリング入門 - イントロ

何を記録するか

ログにはいくつか種類があり、目的に応じて記録する内容が違います。

アクセスログ
  • 誰がいつ来たか
  • どのページを見たか
エラーログ
  • どこで失敗したか
  • 何が原因だったか
操作ログ
  • 誰が何を変えたか
  • 重要操作の足あと
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ログとモニタリング入門 - イントロ

ログの例を見てみる

1行が1つの出来事です。時刻・レベル・内容が並んでいることに注目しましょう。

text
2026-06-22 09:15:02 INFO  ユーザー login 成功 user_id=1024
2026-06-22 09:15:03 INFO  GET /products 200 35ms
2026-06-22 09:16:48 WARN  応答が遅い /search 1200ms
2026-06-22 09:17:10 ERROR DB 接続に失敗 retry=3
2026-06-22 09:17:11 INFO  DB 再接続に成功
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ログとモニタリング入門 - モニタリング

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第2部 モニタリング

数値で状態を見守る

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ログとモニタリング入門 - モニタリング

モニタリング とは

システムの状態を数値で測り、常に見守り続けることです。

モニタリング(Monitoring)

システムの状態を表す数値を継続的に測定し、健康状態を見守る活動。健康診断のように、ふだんの値を知り異常に早く気づくための土台になる。

状態を数値で継続的に測る

ふだんの値を把握しておく

異常な変化に早く気づく

ログと組み合わせて原因も探る

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ログとモニタリング入門 - モニタリング

代表的なメトリクス

メトリクスとは状態を表す測定値のことです。代表的なものを押さえましょう。

CPU使用率
  • 処理がどれだけ忙しいか
  • 高すぎると遅くなる
メモリ使用量
  • 作業領域の使い具合
  • あふれると不安定に
レスポンス時間
  • 応答までの速さ
  • 遅いと体験が悪化
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ログとモニタリング入門 - モニタリング

記録と見守りの全体像

システムが残すログとメトリクスを集めて、人が見える形にまとめます。

  • 各サーバーがログとメトリクスを出す
  • それらを1か所に集めて保存する
  • ダッシュボードでグラフとして見せる
  • 異常なら自動でアラートを出す
  • 担当者が気づいて対応に入る
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ログとモニタリング入門 - モニタリング

レスポンス時間の推移(イメージ)

ふだんの値を知っておくと、急に伸びたときの異常に気づけます。あくまでイメージです。

480 ミリ秒384288192960
40ミリ秒
55ミリ秒
120ミリ秒
480ミリ秒
平常時 午前
平常時 昼
混雑時 夕方
障害発生時

出典: 応答時間の傾向を示す概念図(概算)

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ログとモニタリング入門 - アラート

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第3部 アラートと活用

異常に早く気づくしくみ

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ログとモニタリング入門 - アラート

アラートのしくみ

あらかじめ決めた目安を超えたら、自動で担当者に知らせます。

1. 目安を決める

応答1秒超などの基準を設定

2. 常時チェック

メトリクスを自動で監視する

3. 超えたら通知

基準を超えたら自動で知らせる

4. すぐ対応

担当者が確認して手を打つ

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ログとモニタリング入門 - アラート

なぜ重要なのか

記録して見守ることで、障害を早く見つけ、原因まで突き止められます。

早期発見
  • 利用者より先に気づく
  • 被害が広がる前に動く
原因究明
  • ログから経緯をたどる
  • どこで何が起きたか分かる
改善に活かす
  • 数値で良し悪しを測る
  • 次の手を打てる
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ログとモニタリング入門 - アラート

ログ と モニタリングの役割分担

2つは目的が違い、組み合わせると力を発揮します。

ログが得意なこと

  • 個々の出来事を細かく残す
  • 後から経緯を詳しくたどる
  • エラーの原因を突き止める

モニタリングが得意なこと

  • 全体の状態を数値で把握
  • ふだんとの違いに気づく
  • 異常を素早く知らせる
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ログとモニタリング入門 - 可観測性

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第4部 ログレベルと可観測性

記録を整理し、見通しをよくする

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ログとモニタリング入門 - 可観測性

ログレベルの使い分け

ログには重要度の段階があります。レベルを分けると、必要な記録を探しやすくなります。

意味
使いどころ

INFO

通常の動作の記録

ふだんの出来事を残す

WARN

注意したい兆候

すぐ問題ではないが要観察

ERROR

失敗・障害

対応が必要な異常

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ログとモニタリング入門 - 可観測性

可観測性(オブザーバビリティ)

中で何が起きているかを、外から十分に把握できる状態をめざす考え方です。

可観測性(Observability)

システムの内部状態を、外に出てくる記録や数値から十分に推し量れる性質。ログとメトリクスに加え、処理の流れを追う仕組みなども組み合わせて見通しをよくする。

外から内部の様子を推し量れる状態

ログとメトリクスはその土台

処理の流れを追う仕組みも加わる

未知の不具合にも対処しやすくなる

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ログとモニタリング入門 - 可観測性

ダッシュボードの役割

集めた数値を見やすくまとめ、状態をひと目で把握できるようにします。

ひと目で把握
  • 主要な数値を集約
  • 状態をすぐ確認
変化を可視化
  • 時間の推移をグラフに
  • 異常な山に気づく
チームで共有
  • 同じ画面を皆で見る
  • 対応の足並みがそろう
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ログとモニタリング入門 - まとめ
クイズ

振り返りクイズ

今日の内容を確認しましょう。

モニタリングとアラートの主な狙いとして最も適切なものはどれ?

A
通信を暗号化すること
B
異常に早く気づき対応すること
C
ログを完全に消すこと
D
CPUを増設すること
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ログとモニタリング入門 - まとめ
答え

振り返りクイズ 解答

モニタリングとアラートの主な狙いとして最も適切なものはどれ?

A
通信を暗号化すること
B
異常に早く気づき対応すること
C
ログを完全に消すこと
D
CPUを増設すること

モニタリングで状態を数値として見守り、基準を超えたらアラートで知らせることで、障害に早く気づいて対応できます。暗号化やCPU増設とは別の役割です。

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ログとモニタリング入門 - まとめ

質疑・次回予告

今日のまとめと、次に学ぶテーマです。質問があればここで受け付けます。

今日のおさらい
  • ログは出来事を時刻つきで残す記録
  • モニタリングは数値で状態を見守る
  • アラートで異常に早く気づける
次回予告
  • バックアップ 〜失わないための備え〜
  • データを守るしくみを学ぶ
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ログとモニタリングは「システムの健康診断」。日々の記録と数値を見守ることで、不調の兆しに早く気づき、原因までたどり着けます。

ログとモニタリング入門

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