クラウドのコスト最適化

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クラウドコスト入門

クラウドのコスト最適化

お金の事故を防ぐ 〜料金の仕組みと節約〜

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目次

今日の流れ

1. クラウド料金の仕組み

2. 高額請求という事故を防ぐ

3. 止める・割り引く・賢く使う

4. ストレージと通信のコスト

5. まとめと振り返り

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クラウドコスト入門 - イントロ

今日のゴール

この時間で身につけてほしいことです。

  • クラウド料金が計算・保存・通信で決まると分かる
  • 消し忘れによる高額請求の怖さに気づける
  • 課金アラートで事故を未然に防げると分かる
  • 使わない時は止める・割引・スポットの節約策を知る
  • ストレージ階層と転送費でコストを抑える発想を持てる
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クラウドコスト入門 - イントロ

従量課金 のおさらい

以前クラウド基礎で学んだ「使った分だけ払う」を思い出すところから始めます。

従量課金(Pay as you go)

借りた量や使った時間に応じて料金が決まる方式。初期費用が小さく始めやすい反面、使い続けるほど料金が積み上がり、止め忘れると気づかないうちに膨らむ。

使った分だけ後から請求される

水道や電気の料金に似た考え方

始めやすいが青天井になりやすい

止め忘れが事故につながる落とし穴

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クラウドコスト入門 - イントロ

料金を決める3つの要素

クラウドの料金は、大きく分けて3つの要素の合計で決まります。

計算
  • サーバーを動かした時間
  • 使った性能の大きさ
保存
  • 預けたデータの容量
  • 保管した期間
通信
  • 外へ出ていくデータ量
  • 遠くへ運ぶほど高い
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クラウドコスト入門 - イントロ

料金は3要素の合計

請求書の金額は、計算・保存・通信それぞれの利用量を足し合わせたものです。

  • サーバーを動かした時間ぶんの計算料金
  • 預けたデータ量ぶんの保存料金
  • 外へ運んだデータ量ぶんの通信料金
  • これらを合計したものが毎月の請求になる
  • どれが大きいかを知ると削りどころが見える
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クラウドコスト入門 - 事故防止

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第2部 高額請求という事故

消し忘れと、見張りのしくみ

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クラウドコスト入門 - 事故防止

消し忘れによる高額請求

テストで作ったサーバーを止め忘れると、使っていないのに料金が増え続けます。

消し忘れ(リソースの放置)

検証や練習で作ったサーバーやデータを削除し忘れ、誰も使っていないのに料金が発生し続ける状態。気づかないまま数日続くと、想定外の高額請求につながる。

使っていないのに時間課金が続く

小さく見えても積み重なると大きい

以前学んだストレージも容量ぶん課金される

気づくのが翌月の請求書、では遅い

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クラウドコスト入門 - 事故防止

放置あり と 放置なし

使い終わったリソースを片づけるかどうかで、月末の請求が大きく変わります。

放置あり(事故)

  • テスト用サーバーを止め忘れる
  • 誰も使わないのに料金が増える
  • ログも残さず気づけない
  • 請求書を見て初めて驚く

放置なし(安全)

  • 使い終わったら必ず止める
  • 不要なデータは削除する
  • タグで持ち主を明確にする
  • 定期的に棚卸しをする
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クラウドコスト入門 - 事故防止

課金アラート

決めた金額を超えそうになったら知らせてくれる「見張り役」です。

課金アラート(予算アラート)

今月の利用料が、あらかじめ決めた予算の一定割合に達したときに通知を送るしくみ。事故に早く気づき、止め忘れを取り返しのつく段階で発見できる。

予算の上限金額を先に決めておく

半分や八割を超えたら通知が届く

メールやチャットで知らせてくれる

早く気づけば被害を最小にできる

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クラウドコスト入門 - 事故防止

事故を防ぐ手順

高額請求は、見張りと片づけの習慣でほとんど防げます。

1. 予算を決める

月いくらまで使うか上限を設定する

2. アラートを張る

予算の一定割合で通知が来るようにする

3. 使ったら止める

検証が終わったらすぐ停止・削除する

4. 定期点検

放置リソースが無いか棚卸しする

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クラウドコスト入門 - 節約

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第3部 賢く節約する

止める・割り引く・スポット

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クラウドコスト入門 - 節約

使わない時は止める

計算料金は動かしている時間に対してかかるので、止めれば止めるほど安くなります。

夜間は止める
  • 開発環境は夜と休日に停止
  • 使う時間だけ動かす
自動で止める
  • 時間を決めて自動停止
  • 消し忘れを仕組みで防ぐ
必要な大きさに
  • 過剰な性能を見直す
  • ちょうどよい大きさに調整
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クラウドコスト入門 - 節約

割引の種類

長く使うと約束する代わりに安くしてもらう、まとめ買いのような割引があります。

仕組み
向いている使い方

予約割引

1年や3年使うと前もって約束

常に動かす本番サーバー

長期利用割引

使い続けるほど自動で安くなる

止めずに動かし続ける用途

まとめ買い

使う量を前もってまとめて契約

量が読める安定した利用

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クラウドコスト入門 - 節約

スポット活用

クラウドの「空いている時間帯の余り席」を、安く借りる方法です。

スポット(余剰リソースの安価利用)

クラウド側で今あまっている計算資源を、通常よりずっと安く借りるしくみ。混んでくると途中で取り上げられることがあるため、止まっても困らない処理に向く。

余っている資源を安く使える

通常より大きく割り引かれる

途中で停止される可能性がある

止まっても再開できる処理に向く

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クラウドコスト入門 - 節約

最適化前後のコスト(イメージ)

止める・割引・スポットを組み合わせると、同じ作業でも料金を大きく下げられます。あくまでイメージです。

100 相対的なコスト806040200
100相対的なコスト
70相対的なコスト
50相対的なコスト
35相対的なコスト
最適化前
夜間停止
予約割引も
スポットも

出典: 最適化の積み重ねによるコスト低減の傾向を示す概念図(概算)

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クラウドコスト入門 - 保存と通信

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第4部 保存と通信のコスト

ストレージ階層とデータ転送費

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クラウドコスト入門 - 保存と通信

ストレージ階層で節約

以前学んだストレージの種類を思い出すと、よく使うものと滅多に見ないもので置き場所を分けられます。

ストレージ階層(保管クラス)

取り出す頻度に応じて保存場所を使い分けるしくみ。よく使うデータは速い場所に、滅多に見ない古いデータは安い場所に置くことで、保存料金を抑える。

よく使うデータは速いが少し高い場所

めったに見ないデータは安い場所

古いログや過去データは安い側へ移す

取り出しに時間や追加料金がかかる場合も

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クラウドコスト入門 - 保存と通信

データ転送費の注意

中に入れるのは無料でも、外へ出すと料金がかかる、という点に注意が必要です。

外向きが高い
  • クラウドの外へ出すと課金
  • 中へ入れる方向は安い傾向
遠いほど高い
  • 別地域へ運ぶと加算
  • 近い場所にまとめると安い
配信で削減
  • 手前のキャッシュで再配信を減らす
  • 以前学んだ仕組みが効く
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クラウドコスト入門 - 保存と通信

コストを見える化する

何にいくらかかっているかが見えると、削るべき場所がはっきりします。

  • 請求を計算・保存・通信に分けて眺める
  • タグを付けて用途やチームごとに集計する
  • 先月との増減をグラフで確認する
  • 急に増えた項目から原因を探る
  • 見える化が節約の第一歩になる
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クラウドコスト入門 - まとめ
クイズ

振り返りクイズ

今日の内容を確認しましょう。

テスト用に作ったサーバーを止め忘れたとき、料金はどうなる?

A
使っていないので無料のまま
B
動かしている時間ぶん料金がかかり続ける
C
翌月に自動で削除され課金されない
D
アクセスがなければ請求されない
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クラウドコスト入門 - まとめ
答え

振り返りクイズ 解答

テスト用に作ったサーバーを止め忘れたとき、料金はどうなる?

A
使っていないので無料のまま
B
動かしている時間ぶん料金がかかり続ける
C
翌月に自動で削除され課金されない
D
アクセスがなければ請求されない

クラウドの計算料金は動かしている時間に対してかかります。誰も使っていなくても、止めるか削除するまで料金は積み上がります。これが消し忘れによる高額請求の正体で、課金アラートと定期点検で防ぎます。

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クラウドコスト入門 - まとめ

質疑・次回予告

今日のまとめと、次に学ぶテーマです。質問があればここで受け付けます。

今日のおさらい
  • 料金は計算・保存・通信で決まる
  • アラートと片づけで高額請求を防ぐ
  • 止める・割引・スポットで賢く節約
次回予告
  • SQL基礎 〜データを操作する言語〜
  • ここからデータベース深掘りに入る
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クラウドの料金は「使った分だけ」。だからこそ、見張りと片づけの習慣が事故を防ぎ、止める・割り引く・賢く使う工夫が、同じ仕事を半分の値段で支えてくれます。

クラウドコスト入門

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