コース一覧
Linuxネットワーク
ネットワークの基礎知識

Linuxネットワーク

ネットワーク基礎、SSH、curl、scp、rsync、環境変数を学び、Linux環境の接続・転送・設定を自分で確認できるようにします。

1
ネットワークとSSH接続
0. ネットワークの基礎知識5分
1. ping で接続確認5分
2. curl で HTTP リクエスト5分
3. ネットワーク情報の確認5分
4. リモート接続 SSH5分
5. scp でファイル転送5分
6. rsync で効率的に同期5分
7. ネットワークチェック5分
2
環境変数とシェルのカスタマイズ
0. 環境変数とは5分
1. 環境変数の確認と設定5分
2. シェル設定ファイル5分
3. エイリアスで効率化5分
4. PATH を理解する5分
5. 環境設定チェック5分

Linuxネットワーク

01ネットワークの基礎知識
02ping で接続確認
03curl で HTTP リクエスト
04ネットワーク情報の確認
05リモート接続 SSH
06scp でファイル転送
07rsync で効率的に同期
08ネットワークチェック
09環境変数とは
10環境変数の確認と設定
11シェル設定ファイル
12エイリアスで効率化
13PATH を理解する
14環境設定チェック

Linuxネットワーク

ネットワークの基礎知識

「つながりません」と言われても、どこも直せない

「本番の API につながらない」と連絡が来たとします。候補は、名前が引けていない、相手まで届いていない、ポートが閉じている、アプリが落ちている、のどれかです。どれも利用者から見た症状は同じ「つながらない」なので、勘で当てにいくと時間だけが溶けていきます。

この章でやりたいのは、ネットワークの理論を覚えることではありません。次にどこを見るかが決まっている状態を作ることです。順番さえ持っていれば、知らないサーバーでも 5 分で切り分けられます。

相手は住所と部屋番号で決まる

通信相手を指す番号が IP アドレスです。203.0.113.10 のような値ですが、人間が覚えるのは無理があるので、example.com という名前を DNS で IP に変換してから使います。名前が IP に変換できているかは、次のコマンドで確かめられます。

ターミナル

getent hosts example.com
# 203.0.113.10  example.com

ここで何も返ってこなければ、まだ通信は 1 バイトも始まっていません。相手が落ちているのではなく、相手の場所が分かっていないという状態です。

ターミナル

getent hosts api.example.internal
# 何も表示されずに終わる

1 台のサーバーは Web も DB も同時に動かします。そこで IP だけでは足りず、ポート番号で相手を絞ります。待ち受ける側があらかじめ番号を決めていて、接続する側はその番号を指定します。IP が建物の住所、ポートが部屋番号だと思ってください。HTTPS なら 443 番、SSH なら 22 番が慣例です。

ターミナル

curl http://203.0.113.10:8080/health    # アプリ
curl http://203.0.113.10:9090/metrics   # 監視用の別サービス

同じ住所でも、番号が違えば別のサービスに届きます。逆に言うと、番号を 1 つ間違えただけで、生きているサーバーに対して「つながらない」という結果になります。

上から順に 4 段で落としていく

つながらないときは、次の順に確かめます。上の段が駄目なら、下の段はどうせ動かないので見るだけ無駄です。

段確かめること使う道具
1名前が IP に変換できるかgetent hosts
2その IP まで届くかping
3目的のポートが開いているかnc -vz ss
4アプリが応答を返すかcurl

たとえば 1 段目で失敗したら、DNS の設定か打ち間違いです。1 段目は通るのに 2 段目で止まるなら経路の話で、サーバー側のアプリを再起動しても何も変わりません。3 段目まで通って 4 段目だけ失敗するなら、ネットワークは正常でアプリの問題です。

解説

この 4 段を口で言えるようになるだけで、障害対応の速さがはっきり変わります。道具は後から覚えれば足ります。順番が先です。

このレッスンに出てくる用語

意味があいまいなまま進んだ語は、ここから読み直せます。

  • エンドポイント「この URL を叩くとこの機能が動く」入口の住所
  • APIアプリ間でデータをやり取りする窓口
  • サーバークライアント(ブラウザなど)がリクエストを送り、サーバーがレスポンスを返す。
  • ポート番号1台のサーバーで複数のサービスを区別するための番号。
  • HTTPWeb の通信プロトコル、HTTPS は TLS で暗号化したもの
生田 陸人
監修生田 陸人
ゆめさくエンジニア / 現役ソフトウェアエンジニア監修者プロフィールを見る →
編集 ゆめさく編集部·公開 2025/12/19·更新 2026/08/26

関連レッスン

  • ping で接続確認

    pingコマンドでネットワーク疎通を確認し、サーバーとの接続をチェックする操作を学びます。

  • curl で HTTP リクエスト

    curlコマンドを使い、ターミナルからWebサーバーにHTTPリクエストを送信する方法を習得します。

  • ネットワーク情報の確認

    ネットワーク情報を確認するコマンドをターミナルで実行し、IPアドレスなどを調べます。

  • リモート接続 SSH

    SSHを使って、リモートサーバーに安全に接続する方法をステップごとに解説します。

分からないところは Tap (AI先生) に質問できます

24 時間いつでも、あなたのレベルに合わせて日本語で答えます。