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プロンプト道場 商店街AI相談所の10問
問7 観点を絞って要約させろ

プロンプト道場 商店街AI相談所の10問

生成AI入門で学んだことを、商店街の住人たちの困りごとで試す演習専用コースです。解説はありません。相談と完成条件だけを読み、白紙からプロンプトを組み立てます。**コードは1行も書きません**。書くのはプロンプトだけで、AI から望みどおりの答えを引き出せたらクリアです。手が止まったときのために、方針・指定の仕方・部分解の3段階のヒントを各問に用意しています。分量の指定から始まり、箇条書き、お手本に揃える書き方、表での比較、手順への構造化、余計な前置きの抑制、観点を絞った要約、読者に合わせた書き分け、根拠のない話をさせない縛りを経て、最後は複数の制約を1つのプロンプトに束ねるところまで、10問で指示の出し方を一巡します。1問15分から45分、全10問で約4時間です。生成AI入門を終えて「なんとなく使えるが、思いどおりにはならない」と感じている方に向いています。

1
商店街AI相談所
01. 問1 思い通りの長さで書かせろ15分
02. 問2 箇条書きで出させろ15分
03. 問3 お手本に揃えろ20分
04. 問4 表で比べさせろ20分
05. 問5 手順に刻ませろ25分
06. 問6 余計なことを言わせるな25分
07. 問7 観点を絞って要約させろ25分
08. 問8 相手に合わせて書き分けろ30分
09. 問9 知らないことを白状させろ30分
10. 問10 総合 商店街新聞を作れ45分

問7 観点を絞って要約させろ

中段 / 目安 25分


相談 琥珀(夜勤エンジニア)

「深夜の障害対応ログ、朝会で報告するんだ。全部読み上げたら朝が終わる。『起きたこと3行+原因1行+再発防止1行』に要約して」


障害対応ログ

プレーンテキスト

02:14 監視から fleama API 応答なしのアラート 02:16 起床。VPN 接続 02:20 /health は 200。/items が 504 02:31 DB のコネクション数が上限 100 に張り付いていることを確認 02:35 直前のデプロイ(01:50)で接続を閉じない経路が入ったと推測 02:40 該当リリースをロールバック 02:47 /items 復旧を確認。コネクション数 12 に低下 03:05 監視全項目グリーン。対応終了 03:20 原因コミットを特定。purchase 処理の finally で close 漏れ

要約は、AI が最も得意で、最も外しやすい仕事です。何を残すかが人によって違うからです。

琥珀さんが欲しいのは「短い文章」ではありません。朝会で使える形です。ですから長さではなく、構成を渡します。

プレーンテキスト

次の型で要約してください 起きたこと(3行) 原因(1行) 再発防止(1行)

型を先に渡すと、AI は埋める作業に集中します。「簡潔に要約して」と頼んだときのように、勝手に段落を作って流れを説明することがなくなります。

もう1つ大切なのが、残すべき情報を名指しすることです。

プレーンテキスト

時刻と固有名詞(サービス名・数値)はそのまま残してください

要約は情報を捨てる作業なので、放っておくと数字から捨てられます。「コネクション数が上限に達した」は、100 という数字が消えると調査の役に立ちません。

完成条件

障害ログを朝会用に要約させてください。返ってきた文章が次を満たせば合格です。

  • 「起きたこと」「原因」「再発防止」の3つの見出しが入っている
  • 「504」が残っている
  • 「100」が残っている
  • 全体で300字以内である
  • 前置きが付いていない

数字が消えたら落ちます。 短くすることと、要るものを捨てることは違います。

お題

深夜の障害ログを、朝会で使える構成に要約させてください。

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