問3 お手本に揃えろ
初段 / 目安 20分
相談 陽葵(カフェ店長)
「メニュー説明文、私が書いた2品はいい感じなの。でも AI に続き書かせたら別人の文章になっちゃって。この2つと同じ雰囲気で新作3品ぶん書かせて」
お手本(陽葵さんが書いた2件)
プレーンテキスト
深煎りブレンド。香ばしさとほろ苦さが朝の目覚めにちょうどよい一杯です。
季節のフルーツタルト。旬の果物をたっぷりのせて、その日の朝に焼き上げています。ここまでの2問は、長さと形という数えられるものの指定でした。今回は雰囲気です。
雰囲気を言葉で説明するのは難しく、しかも伝わりません。「やさしい感じで」「親しみやすく」と書いても、AI が思う親しみやすさとこちらの想像はまず一致しません。
こういうときは説明せず、見せます。
プレーンテキスト
次の2つと同じ書き方で、新作3品の説明文を書いてください。
深煎りブレンド。香ばしさと……
季節のフルーツタルト。旬の果物を……お手本を渡すやり方を few-shot と呼びます。例を見せるほうが、口で説明するよりずっと正確に伝わります。
ただし例を貼るだけでは足りないこともあります。揃えたい点を言葉でも添えると精度が上がります。
プレーンテキスト
・商品名で始めて、句点で区切る
・です・ます で終える
・1件60〜90字お手本を見れば分かるはずのことですが、AI は「どこを真似るのか」を取り違えます。長さを真似てほしいのか、語尾なのか、構成なのか。真似てほしい軸を名指しすると、ぶれが減ります。
完成条件
新作3品の説明文を出させてください。品名は自由です。返ってきた文章が次を満たせば合格です。
- 3行ちょうどである
- 全行が「。」で終わる
- 全行が30〜50字である(お手本が35字と39字なので、その前後)
- 全行に「。」が2つ以上ある(商品名で区切ってから説明する形)
- 感嘆符や音符など、お手本に無い記号が入っていない
- 前置きが付いていない
これは雰囲気そのものを測っているのではありません。お手本と揃っていれば必ず満たされる条件に置き換えています。逆に言えば、これを通らない文章はお手本と揃っていません。