はじめての指示
小さく頼む
AI エージェントに最初に頼むことは、間違えてもすぐ気づける小ささにしてください。
プレーンテキスト
良い最初の依頼 表示されている文言を変える
悪い最初の依頼 データベースの設計をやり直す表示が変わったかどうかは、動かせば1秒で分かります。設計のやり直しは、良し悪しが分かるまでに何時間もかかります。
AI の癖を掴むまでは、検証が速いものから頼む。 これは慣れてからも有効な進め方です。
対象と変更を分けて書く
指示は2つの要素でできています。
プレーンテキスト
対象 どのファイルの、どこを
変更 どう変えるのか片方が抜けると、AI は推測で埋めます。
プレーンテキスト
悪い 合計を直して
良い report.py の合計表示を、税込10パーセントを足した金額にして「直して」では、何が正しいのか AI には分かりません。いまどうなっていて、どうなってほしいのかを書きます。
数字は数字で書く
プレーンテキスト
悪い 税込にして
良い 10パーセントを足して、小数は切り捨てて税率が何パーセントかは、国や時期によって変わります。切り捨てか四捨五入かも決めないと、AI がどちらかを選びます。
指定しなかったものは、AI が決める。 これがエージェントを使うときの基本の性質です。決まっていることは全部書く、と考えてください。
変更範囲を縛る
プレーンテキスト
report.py だけを変えてください。他のファイルは触らないでください。頼んでいないファイルまで「ついでに」整理されることがあります。親切ではありますが、レビューする側は差分が増えるほど見落とします。
このコースの演習では、触ってよいファイルがあらかじめ決まっています。それ以外を書き換えて返してきても、システムの側で捨てます。実務でも同じ考え方で、変更範囲を先に決めてから頼むのが安全です。
返ってきたら必ず読む
AI が返したコードは、動くとは限りません。読まずに採用するのは、他人が書いたコードをレビューせずにマージするのと同じです。
次の回で差分の読み方を扱いますが、まずは「返ってきたものを自分の目で見る」ところから始めてください。
完成条件
- 触ってよいのは report.py だけです
- 税率は10パーセント、小数は切り捨てにしてください
- returnTotal 関数の戻り値で採点します