コードについて質問する
まず読ませる
AI エージェントは、書き換えるだけの道具ではありません。読んで説明させる使い方があります。しかも、こちらの方が先に覚えるべきです。
書き換えを頼むと、AI が何を理解したのかは差分からしか分かりません。説明を頼めば、理解のズレが変更が起きる前に見えます。
プレーンテキスト
先に聞く kakeibo.py の summarize は何をしていますか
次に頼む summarize を、食費だけの合計に変えてください最初の質問で AI が「支出を月ごとに集計しています」と答えたら、そこで違うと気づけます。気づいた時点では、まだ1行も書き換わっていません。
質問の粒度
漠然と聞くと、漠然と返ってきます。
プレーンテキスト
悪い このコードを説明して
良い kakeibo.py の summarize 関数が、引数に何を受け取って何を返すかを教えてください聞きたいことを入力と出力に分けると、答えが具体的になります。関数の理解に必要なのは、だいたいこの2つと、途中で何を捨てているかです。
聞き方のパターンは次のとおりです。
プレーンテキスト
何を受け取って何を返すか
どんな入力のときに壊れるか
この行はなぜ必要か3つ目が特に効きます。意味の分からない1行を指して「なぜ必要か」と聞くと、その1行が消してよいものかどうかが判断できます。
答えを鵜呑みにしない
AI の説明は、もっともらしい間違いを含むことがあります。説明を読んだら、コードと照合してください。
照合の手順は次のとおりです。説明の中の具体的な部分を1つ選び、そこだけコードで確かめます。全部を検算する必要はありません。1つ合っていれば、残りも同じ精度で書かれている見込みが立ちます。1つ外れていたら、その説明は全部疑ってかかります。
質問から修正につなげる
読ませて理解が揃ったら、そのまま修正を頼めます。同じ会話の中なら、AI は直前の説明を覚えています。
プレーンテキスト
先の説明のとおりなら、食費のときだけ合計に入れるように変えてください理解を揃えてから変更を頼む。 これが遠回りに見えて一番速い順序です。今回の演習では、まず自分がコードを読み、何が足りていないかを言葉にしてから修正を頼んでみてください。
完成条件
- 触ってよいのは kakeibo.py だけです
- 戻り値は カテゴリ名 をキー、件数 を値にした辞書にしてください
- countByCategory 関数の戻り値で採点します