CLAUDE.mdを書く
毎回書く前提を1か所に置く
ここまでの回で、依頼のたびに書くことが増えてきました。データの形、戻り値の型、金額の丸め方。毎回同じことを書いているなら、それはプロジェクトの前提です。
Claude Code は、プロジェクトの直下に置いた CLAUDE.md というファイルを、依頼のたびに自動で読みます。ここに書いた内容は、毎回口頭で伝えたのと同じ扱いになります。
プレーンテキスト
kakeibo/
CLAUDE.md ← 前提を書き置くファイル
kakeibo.py
report.py何を書くか
書くのは、依頼ごとに変わらないことだけです。
プレーンテキスト
書く データの形、命名の規則、使ってよいライブラリ、金額の丸め方、
触ってはいけないファイル
書かない 今日やってほしい作業の内容おこづかい帳なら、こういう内容になります。
Markdown
## データの形
支出は次の形の辞書で扱います。
{"date": "2026-04-01", "category": "食費", "amount": 800}
date は必ず YYYY-MM-DD の文字列、amount は整数です。
## 決めごと
- 金額の計算で小数が出たら切り捨てます
- 外部ライブラリは使いません。標準ライブラリだけで書きます
- 関数名は英語の小文字とアンダースコアにします最後の1行のような命名規則も効きます。書いておかないと、回によって関数名の付け方が揺れます。
短く保つ
CLAUDE.md は長いほど良いわけではありません。毎回読ませる文章なので、量が増えるほど1行あたりの重みが下がります。
守ってほしいことだけを、短い断定形で書く。 理由の説明や背景は基本的に要りません。守られなかったルールを見つけたら、そこだけ足していくのが現実的です。
依頼文との使い分け
CLAUDE.md に書いたことは、依頼文で繰り返さなくて済みます。
プレーンテキスト
CLAUDE.md に書く 小数は切り捨てる
依頼文に書く 今回は税込10パーセントで計算して前提が置き場所に移った分、依頼文は今日の仕事だけになって短くなります。これが CLAUDE.md を書く一番の見返りです。
練習
今回は税込金額を出す関数です。切り捨ての扱いは CLAUDE.md に書く種類の前提ですが、この演習では1回の依頼で完結させる必要があります。前提と今日の依頼の両方を書き切ってください。
完成条件
- 触ってよいのは kakeibo.py だけです
- 税率は引数で受け取ります。0.1 なら10パーセントです
- 小数が出たら切り捨てて整数で返します
- 支出が1件も無いときは0を返します