AWS SAA(Solutions Architect - Associate)対策
学習計画
このレッスンを終えると、1日30分で35日という進め方を自分の予定に落とし込み、模試をどこで使うかを決められるようになります。
前提となる考え方
ある受講者が、平日に30分だけ学習時間を確保できます。2か月後に SAA-C03 を受験したいと考えています。過去問を最初にまとめて解くべきか、最後にまとめて解くべきかで迷っています。
SAA では、どちらでもありません。分野ごとに区切って、学んだ直後に同じ分野のシナリオを解くのが最も効きます。理由は、SAA の失点が知識不足ではなく読み違いから起きるためです。読み違いは記憶が新しいうちに指摘されないと直りません。このコースが各章の末尾にシナリオ演習を置いているのはそのためです。
35日の進め方
全55レッスンを1日30分で割ると、平日ペースで35日前後になります。目安は次のとおりです。
| 期間 | 内容 | 1日の分量 |
|---|---|---|
| 1日目 | 第1章 試験ガイダンスとシナリオ読解法 | 4レッスン相当を通す |
| 2日目から8日目 | 第2章と第3章 セキュリティと VPC | 1日1レッスン |
| 9日目から16日目 | 第4章と第5章 コンピューティングとストレージ | 1日1レッスン |
| 17日目から24日目 | 第6章と第7章 データベースと疎結合 | 1日1レッスン |
| 25日目から31日目 | 第8章と第9章 回復性とコスト | 1日1レッスン |
| 32日目 | 分野横断シナリオと模試① | 模試は130分を別枠で確保 |
| 33日目から34日目 | 弱点復習と模試② | 弱点章の読み直しを挟む |
| 35日目 | 直前チェックと受験手続き | 要件語の総ざらい |
模試だけは30分に収まりません。模試①と模試②は、130分を通しで取れる日に置いてください。途中で中断して解くと、時間配分の練習という一番の目的が消えます。
章の順番は入れ替えない
第2章のセキュリティと第3章の VPC を先に置いているのは、この2つが他の章の問題文の中に埋め込まれて出てくるからです。たとえばストレージの問題で「インターネットを経由せずに S3 へ」と書かれたとき、VPC エンドポイントを知らないと解けません。土台の章を飛ばすと、後半で同じところに何度もつまずきます。
毎日30分の中身
30分を次のように割ると、読解の型が定着します。
| 時間 | やること |
|---|---|
| 最初の5分 | 前日のレッスンの要件語だけを見返す |
| 次の15分 | 当日のレッスン本文を読む。対応表は声に出して読む |
| 次の5分 | ミニクイズを解く。間違えたら解説の1行目だけ読み直す |
| 最後の5分 | 自分の要件語ノートに、その日出てきた言い回しを追記する |
要件語ノートは1行1組で十分です。左に言い回し、右に構成を書きます。このノートが、直前チェックでそのまま使える教材になります。
模試の使い方
模試は実力を測る道具ではなく、時間配分と読み落としを見つける道具です。次を守ってください。
- 130分を計って、途中で解説を見ない
- 迷った問題には印を付け、後から必ず見返す
- 採点後は正誤より、どの要件語を読み落としたかを分野別に数える
- 弱点分野が2つ以内なら、その章のレッスンだけを読み直す
模試①で720点に届かないのは普通です。むしろ模試①の役割は、どの分野で読み落としが起きるかを洗い出すことにあります。弱点復習を挟んでから模試②で720点を超えれば、本番の水準に届いています。
よくある引っ掛け
学習計画でつまずく最大の原因は、理解できるまで次に進まないことです。SAA は分野をまたいで同じ考え方が繰り返し出てくるので、1回で腹落ちしなくても先へ進んだほうが結果的に早く固まります。1レッスンで完全に理解しようとせず、章末のシナリオ演習で回収する前提で回してください。
もう1つは、問題を解くだけで本文を読まないことです。SAA の誤答は4つとも実在して動くので、正解を覚えても次の問題では効きません。効くのは「なぜその誤答が惜しいのか」の理由のほうです。
まとめ
- 1日30分で35日。分野ごとに学んだ直後に同じ分野のシナリオを解く
- 模試①と模試②だけは130分を通しで確保する
- 第2章のセキュリティと第3章の VPC は他章の土台なので飛ばさない
- 30分の最後の5分で、要件語ノートに言い回しを1行ずつ足していく
- 模試の採点は正誤より、読み落とした要件語を分野別に数える
復習ミニクイズ
ある受講者が模試①を解いたところ、680点でした。分野別に見ると、弾力性の分野だけ正答率が明らかに低く、他の3分野は合格水準に届いています。次にとる行動として最も適切なものはどれですか。