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うちに転職保証はありません。
理由は単純で、卒業生がゼロの状態で保証を付けたら、それは保証ではなく予言だからです。開講から半年あまり、18ヶ月コースなので、計算上まだ誰も卒業していません。出せる実績が無いのに「保証します」と言うのは、売るための言葉でしかない。
ただ、この記事で書きたいのは「うちは付けていません」という自慢ではありません。保証が付いているスクールを選ぶなら、契約書のどこを読めばいいかの話です。
「保証」は、条件とセットでしか成立しません
転職保証は、無条件の約束ではありません。どこの会社でも、必ず条件が付きます。付かなければ事業として成立しないので、それ自体は当たり前のことです。
問題は、条件のほうが本文より小さい字で書かれていることが多い点です。読まずに契約すると、あとで「対象外でした」と言われる。そのときにはもう払っています。
だから、良い悪いの話をする前に、まず読んでください。読むべき場所は、だいたい決まっています。
契約書で確かめる5つ
1. 年齢と経歴の制限
保証の対象になる人の条件です。年齢の上限が付いていることがあります。学歴や職歴で切られることもあります。
自分が対象に入っているかを、契約前に文書で確かめてください。 口頭で「大丈夫です」と言われても、書面に無ければ根拠になりません。
2. 対象コースの限定
同じスクールでも、保証が付くコースと付かないコースが分かれていることがあります。安いコースを選んだら保証の対象外だった、という食い違いが起きます。
3. 保証が発動する条件
ここがいちばん大事です。よくあるのは、こういう形です。
- 全課題を提出していること
- 規定の回数以上、求人に応募していること
- 紹介された求人に応募していること
- 卒業後、決められた期間内であること
このうち「紹介された求人に応募していること」の扱いを、必ず確かめてください。 紹介される求人を自分で選べないなら、実質的に「行き先も込みの保証」になります。
4. 返金の線引き
「保証」と書いてあっても、返ってくるものは会社によって違います。
- 全額なのか、一部なのか
- 受講料だけなのか、入学金も含むのか
- 返金なのか、受講期間の延長なのか
「保証」という言葉だけでは、何が返ってくるか決まりません。 金額と範囲が書面のどこに書いてあるかを、指差して確認してください。
5. 紹介先の中身
保証を成立させるには、卒業生を受け入れる先が要ります。だから紹介先が用意されています。
ここで見るべきなのは、その紹介先が、自分の行きたい場所かどうかです。
- 何社あるのか
- どういう業態なのか
- 自社開発なのか、受託なのか、客先常駐なのか
- 紹介先以外に就職した場合、保証はどうなるのか
「転職できた」の定義が、自分の思っている転職と同じかどうか。 ここがズレたまま契約すると、条件を満たしているのに納得できない、という結末になります。
採る側から見ると、こう見えます
うちはシステムの受託開発をしている会社なので、未経験の方の応募書類を見る側にいます。
そこから言えることが、ひとつあります。書類の段階で見ているのは、どこで学んだかではありません。 何を作ったか、なぜそう作ったか、詰まったときにどう調べたか。そこだけです。
だから、保証の有無そのものは採用の判断に入りません。保証は、スクールと受講生のあいだの取り決めであって、採る側には関係がない。
言い方を変えると、保証は「行き先がある」ことの証明であって、「通用する」ことの証明ではありません。 この2つは別物です。
それでも保証が要る人はいます
ここまで読んで「やっぱり保証が付いているところにしよう」と思ったなら、それは正しい判断だと思います。
期限が決まっている人、貯金を崩して学ぶ人、失敗したときに戻る場所が無い人。そういう状況なら、行き先が確保されていること自体に価値があります。
うちは18ヶ月かかるうえに保証が無いので、そういう方には向きません。そこは正直に外れます。
うちが保証の代わりに置いているもの
保証が無い代わりに、確かめる手段だけは全部出しています。
- 教材は無料で触れます。 買う前に中身を見てください
- 受講生の現在地を加工せずに出しています。 卒業生ではないので、代わりにはなりません
- 転職成功率も年収アップ額も載せていません。 計測していないからです
数字ができたら、分母の決め方まで公開します。「保証」の代わりに置けるのは、いまのところ「隠さないこと」だけです。
最後に
この記事は、保証があるスクールを下げるために書いたものではありません。保証という仕組み自体は、必要としている人がいて成り立っています。
言いたいのはひとつだけです。小さい字を読んでから契約してください。
読んで納得できたなら、そこはあなたにとって良いスクールです。読ませてもらえなかったり、質問したのに書面が出てこなかったりしたら、そこだけは立ち止まってください。
うちに同じ質問をしてもらっても構いません。保証が無い理由を、もう一度説明します。
更新履歴 2026-09-13 公開
※筆者は「ゆめさくエンジニア」の運営代表です。この記事は、特定のスクールの契約内容について書いたものではありません。契約前に確かめる項目を挙げています。
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