ゆめさくエンジニア研究所
代表記事2026.09.075分で読めます

9.9割の人にエンジニア独学は無理

運営代表現役ソフトウェアエンジニア

独学でいけると言う人は、たいてい先に何かを持っています。続かない理由を根性ではなく仕組みの側から書きます。

目次6項目
  1. 折れるのは、夜中の3時間です
  2. 持ち越した詰まりが、翌日の入口を塞ぎます
  3. そして「自分の頭が悪い」に変換されます
  4. 残りの0.1割は、どういう人か
  5. だから、独学を勧めることもあります
  6. うちがやっているのは、詰まりを当日中に流すことです

先に、数字の話をしておきます。

9.9割というのは、測って出した数字ではありません。 うちが統計を取ったわけでも、どこかの調査を引いたわけでもない。カウンセリングで独学の経験を聞いてきて、続いていた人がほとんどいなかった、という体感です。そこは正直に書きます。

田中まほ
田中まほゆめさく広報
測っていない数字を題名に入れています。それは記事として通りますか。
代表
代表
通らないと思う人がいるのは分かります。だから 1 行目に「測っていない」と書きました。後ろに隠すくらいなら、先に出す。
田中まほ
田中まほゆめさく広報
それなら題名から数字を外すという手もあります。
代表
代表
外すと、どのくらいの話なのかが伝わりません。数字を出して、出どころも出す。そこまでで一組です。

そのうえで、なぜそうなるのかは説明できます。原因は頭の良さではありません。

折れるのは、夜中の3時間です

独学でつまずく場面は、だいたい同じ形をしています。

平日の夜、仕事から帰ってきて机に向かう。エラーが出る。検索する。出てきた記事を試す。直らない。別の記事を試す。直らない。気づくと3時間経っていて、コードは朝と同じ場所にあります。

ここで手が止まります。聞ける相手がいないからです。

エラー文をコピーして、送信先を開いて、そこで気づく。送る先がない。 SNSに書いても返ってくるとは限らないし、返ってきた答えが正しいかを判定する材料を、まだ持っていません。

持ち越した詰まりが、翌日の入口を塞ぎます

ここからが本題です。1日詰まっただけなら、誰でもあります。

問題は、解けていない詰まりが、次の日の入口に置かれたままになることです。

昨日の続きから始められません。机に向かうと、まず昨日の壁が正面にあります。学習を再開するコストが、日ごとに上がっていきます。 3日目にはアプリを開くのが重くなり、1週間空くと、そこで終わります。

これは意志の弱さではなく、順番の問題です。詰まりを当日中に流せるかどうかだけで、続くかどうかが決まります。

そして「自分の頭が悪い」に変換されます

いちばん厄介なのはここです。

止まった原因は環境側にあります。聞く先がなかった、判定できなかった、それだけです。でも本人の中では別のものに変換されます。

「自分には向いていなかった」 です。

うちのカウンセリングでも、ここに着地している方が本当に多い。環境のせいにできる人のほうが、実は少数派です。 自分を疑うほうが先に来ます。

一度この結論を出すと、次に始めるときのハードルが上がります。独学の本当のコストは、使った時間ではなく、「自分は無理だった」という結論を持ち帰ってしまうことだと思っています。

田中まほ
田中まほゆめさく広報
不安をあおって、スクールに誘導していると読まれませんか。
代表
代表
読まれたら困るので、次の段で「独学を勧めることもあります」と書いています。条件を先に並べて、当てはまる人には来なくていいと言う。そこまで書けば、あおりにはならないはずです。

残りの0.1割は、どういう人か

続く人もいます。うちに来ずに、独学のまま現場に行った人を何人か知っています。

共通しているのは才能ではなく、聞ける人がいたことでした。職場に詳しい先輩がいた、友人がエンジニアだった、勉強会で顔を覚えてもらっていた。形はいろいろですが、詰まりを当日中に投げられる先を持っていました。

もうひとつ、作りたいものが具体的にあった人も続いています。趣味のデータを集計したい、同人の在庫管理を楽にしたい。目的があると、詰まりが「自分の能力の問題」ではなく「目的までの障害物」に見えます。この視点の差はかなり大きいです。

だから、独学を勧めることもあります

うちはスクールをやっている側ですが、全員に来てくださいとは言いません。

上の2つを持っている方には、独学を勧めます。 聞ける人がいて、作りたいものがあるなら、お金を払う必要はありません。教材は無料で良いものがたくさんあります。うちの学習ポータルも、無料で開いている範囲があります。

逆に、どちらも無いまま独学を始めるのは、あまりお勧めしません。続く仕組みが入っていないからです。

うちがやっているのは、詰まりを当日中に流すことです

スクールがやっていることを一言で言うなら、教えることではなく、詰まりを持ち越させないことです。

だから質問の回数に上限を置いていません。1日15分までのような制限をかけた瞬間に、上で書いた「持ち越し」が発生します。それは学習の入口を塞ぐので、制限で守れるコストより、失うもののほうが大きいと考えています。

ここは正直に言うと、うちの規模だから成立している面もあります。受講生が増えれば同じ構造の圧力はかかります。そのとき制限を入れるのではなく、答える側を増やす形で持たせるつもりです。

技術を教えることは、正直どこでもできます。続く形を用意できるかどうかが、お金を取る側の仕事だと思っています。

田中まほ
田中まほゆめさく広報
いまの規模だから成立している、と自分で書いてしまっています。
代表
代表
書かないと、増えたあとに同じ速さを期待されます。増えたら答える側を増やす、と先に宣言しておくほうが、後で逃げられない。
Counseling

個別カウンセリング

受講を決める前に、オンラインで60分、人に相談できます。無料で、希望した人だけが予約する形です。

たとえば次のような相談です。

  • 自分の生活 (仕事・家庭) で学習時間を確保できるか
  • どの職種を目指すのがよさそうか
  • 他社と迷っている

状況を聞いたうえで、ほかのスクールのほうが合うと思えば、そう伝えます。

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