ゆめさくエンジニア研究所
代表記事2026.09.0710分で読めます

1000人以上見てきて、最初の3ヶ月で辞める人・残る人の違い

運営代表現役ソフトウェアエンジニア

IT研修で1000人以上のエンジニアを育てた代表が、最初の3ヶ月で辞める人と残る人の違いを書きます。※代表個人の、企業向けIT研修での過去実績です。ゆめさくエンジニアの受講生の数ではありません。差は才能ではなく行動の型でした。1週目に終わらせるものを決めているか。ゆめさくの卒業生はまだゼロです。

先に、1000人が誰なのかを書いておきます。

2018年に会社を作ってから、上場企業向けのIT研修で、1000人以上のエンジニアを育ててきました。この1000人は、ゆめさくエンジニアの受講生ではありません。 会社に入ったばかりの人が、仕事として受ける研修です。費用は会社が持ち、本人にとっては出席が仕事です。

ゆめさくエンジニアは18ヶ月のコースで、開講から半年あまりです。まだ卒業生は一人もいません。 「うちの受講生を1000人見てきた」という話は、書きたくても書けません。

田中まほ
田中まほゆめさく広報
題に1000人と入れたら、読む人はゆめさくの卒業生だと思いますよ。
代表
代表
思われるので、最初の段落で分けました。企業研修で育てたエンジニアが1000人以上。ゆめさくの卒業生はゼロ。両方書いてあります。
田中まほ
田中まほゆめさく広報
だったら1000人は題から外して、研修の話は本文に留めるほうが安全です。
代表
代表
外しません。どこの1000人かを書いておけば、読む側が重みを判断できます。外すと、ゆめさくの半年だけで書いた記事に見えて、そちらのほうが実態から遠い。

研修とスクールでは、見えるものが違います。研修の教室では、最初の数ヶ月で辞める人はまず出ません。会社が費用を持っていて、本人は仕事として座っているからです。その代わり、座っているのに止まっている人が見えます。スクールは逆で、止まった人は教室からいなくなります。こちらで見えるのは、入会前のカウンセリングで聞く学習歴、受講中の質問と日報と月1回の面談、それから会社の側で読む未経験の応募書類です。辞められない場所と、辞められる場所の両方で、同じ「最初の3ヶ月」を見てきました。

見えていない範囲もあります。止まったあと、その人がどうしたかは、ほとんど見えません。 配属された先のことも、スクールを離れたあとのことも、こちらには届きません。だからここに書くのは「辞めた人の性質」ではなく、止まる直前に何が起きていたか、そこで何を変えられるかです。

差がついたのは、才能ではなかった

最初の3ヶ月で差がついた要因は、才能や理解の速さではありませんでした。研修とスクールで見てきた範囲では、そうです。

研修の教室にいるのは、同じ会社に同じ年に入った人たちです。同じ採用を通ってきているので、素質の幅は狭いはずです。それでも3ヶ月経つと差は出ました。そして、初日に理解が速かった人が3ヶ月後も手を動かしている、という並びにはなりませんでした。 速かった人が後半で止まる形も、遅かった人が最後まで動かし続けている形も、どちらも見ています。

スクールは逆に、素質も背景もばらばらです。それでも、止まる直前の形は、研修の教室で見たものと同じでした。違う2つの集団で同じ形が繰り返し出るなら、分かれ目は素質より、詰まったときと、予定が崩れたときに何をするかのほうにあると考えています。

ただし、才能を数値にして残った人と比べたわけではありません。教室と面談で繰り返し見た形を、そう読んでいる、という観察です。

田中まほ
田中まほゆめさく広報
「才能じゃなかった」は、測っていないなら言い切りすぎでは。
代表
代表
測っていないので、観察だと書いています。それでも才能の話にしないのは、才能の話にすると、読んだ人が今週変えられることが何も残らないからです。行動の話にすれば、残ります。
差は、才能ではなく行動の型最初の3ヶ月で止まった場所を時期ごとに並べた図。最初の1週間は1つだけ終わらせる側が続き、教材を巡回すると止まる。2〜4週目は詰まったときの手順がある側が続き、翌日に持ち越すと止まる。2〜3ヶ月目は止まる前に再開メモを残す側が続き、戻る道がないと止まる。数えて出した差ではなく、教室と面談と日報の中で何度も出てきた形。差は、才能ではなく行動の型止まった場所を、時期ごとに並べた最初の1週間1つだけ終わらせる教材を巡回する2〜4週目詰まったときの手順がある翌日に持ち越す2〜3ヶ月目止まる前に、再開メモを残す戻る道がない続く止まる※数えて出した差ではなく、 教室と面談と日報の中で何度も出てきた形です
最初の3ヶ月で止まった場所を時期ごとに並べた図。

その行動を時期ごとに書く前に、「辞めた」という言葉を分けておきます。

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