3秒でわかる
Apache HTTP Server が常駐するときのプロセス名。RHEL 系ではパッケージ名も設定先も httpd で統一されています。
もう少し詳しく
どういうものか
httpd は、Apache HTTP Server の本体が常駐プロセスとして動くときの名前です。末尾の d は daemon の d で、背後で待ち受け続けるプログラムを表します。
Red Hat 系のディストリビューションでは、パッケージ名もサービス名も設定ディレクトリも httpd で統一されています。実体は /usr/sbin/httpd、設定は /etc/httpd/conf/httpd.conf、ログは /var/log/httpd/ に置かれます。
なぜ必要か
Web サーバーは、リクエストが来るたびに起動していては間に合いません。あらかじめプロセスを立ち上げて 80 番と 443 番を掴んだまま待機し、接続が来たら子プロセスやスレッドへ割り振ります。この待機役が httpd です。
古い環境の保守や、資格試験の出題範囲では今も中心に居ます。nginx しか触っていなくても、名前と操作は知っておく必要があります。
具体例
起動と確認の流れは、どのサーバーでもほぼ同じです。設定を書き換えたら、反映の前に必ず構文を確かめます。
sudo dnf install -y httpd
sudo systemctl enable --now httpd
systemctl status httpd
sudo vi /etc/httpd/conf.d/example.conf
sudo httpd -t # Syntax OK が出るまで反映しない
sudo systemctl reload httpd # 接続を切らずに設定だけ読み直す
sudo tail -f /var/log/httpd/error_logつまずきやすいところ
systemctl start httpd を打って見つからないと言われる。Debian 系ではパッケージもサービスも apache2 ですrestart して落とす。httpd -t が通らない状態で再起動すると、サーバーが上がってこなくなりますss -ltnp で先に使っている相手を特定します似た用語との違い
| 語 | 指すもの |
|---|---|
| Apache | ソフトウェアそのものの通称 |
| httpd | その常駐プロセス名。RHEL 系ではサービス名も同じ |
| apache2 | Debian 系での同じソフトのパッケージ名 |
| nginx | 別実装の Web サーバー |
覚え方
d が付く名前は待ち受け役です。sshd、mysqld と同じ並びで httpd を覚えると、系統として頭に入ります。