Webセキュリティ入門:HTTP・Cookie・脆弱性
Burp SuiteのRepeaterとは
この回でやること
Burp SuiteのRepeaterは、同じ要求を少しずつ変えて送り、返答の差を読む道具です。検証の基本の型を学びます。
- 読む 約 5 分
- 最後にクイズ 1 問
このレッスンで学ぶこと
Repeater は、一度捕まえた要求を手元に置き、編集しては送り直せる道具です。道具の操作より、1回に何を変えるかという検証の型がこの回の主題です。
読み終えるころには、なぜ1か所ずつなのかを説明できます。
送り直せる形にする
Repeater は、一度捕まえた要求を手元に置いて、何度でも編集して送り直せる道具です。ブラウザで操作をやり直す必要がありません。
画面を経由すると、入力し直し、画面遷移、再ログインと手間がかかります。要求そのものを手元に持てば、変えたいところだけ変えて送れます。
1か所ずつ変える
ここが今回の要です。
2か所を同時に変えて返答が変わったとき、どちらが効いたのか分かりません。 分からないまま次へ進むと、あとで組み立て直せなくなります。
- 基準となる要求を1回送り、返答を控える
- 1か所だけ変えて送る
- 差が出たか、出なかったかを記録する
- 元に戻してから、次の1か所へ
地味ですが、これが一番速い道です。
差が出ないことも結果
「変えたけど何も変わらなかった」は失敗ではありません。そこは効かないという事実が1つ確定します。効いた場所と同じくらい価値があります。
何を見るか
返答のどこに差が出るかを、幅を持って見ます。
- 状態コード
- 本文の中身と長さ
- ヘッダーの増減
- 返ってくるまでの時間
文言が同じでも長さが違う、内容が同じでも時間が違う、ということがあります。目に見える差だけを見ないのがこつです。
記録を残す
何を変えて何が起きたかは、そのときは覚えていても翌日には消えます。要求と返答の組を残します。あとで報告するときも、再現できる形になっていないと伝わりません。
対象の制限
この道具も、対象は自分のものに限ります。演習環境か、自分が作ったアプリケーションに対して使います。