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    Java入門:クラスとオブジェクト
    Product クラスで税込価格

    Java入門:クラスとオブジェクト

    クラスとオブジェクトの設計を学び、状態と振る舞いを持つJavaプログラムを組み立てられるようにします。

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    クラスとオブジェクト
    01. クラスを定義する5分
    02. クラスにフィールドを持たせる12分
    03. クラスにメソッドを定義する5分
    04. インスタンスを作る5分
    05. コンストラクタ5分
    06. this キーワード5分
    07. カプセル化 (private と getter)12分
    08. Person クラスを作る5分
    09. Product クラスで税込価格15分
    10. 銀行口座クラス15分
    11. toString のオーバーライド5分
    12. クラスとオブジェクト クイズ5分
    13. Java 入門 最終クイズ5分

    Product クラスで税込価格

    550 という数字が、4 画面に散らばる

    送料の判定を、こんな形で書き始めたとします。

    Java

    int shipping = subtotal >= 3000 ? 0 : 550;

    これ自体は動きます。問題は 550 と 3000 です。同じ判定が商品一覧、カート、注文確認、領収書と 4 か所に散らばったあとで送料が変わったら、550 を検索して直して回り、1 か所見落として、領収書だけ金額が合わない朝が来ます。

    読む側にも不親切です。その 550 が送料なのか手数料なのか、コードからは判断できません。意味のある数字が名前を持たないままコードに書かれている状態を マジックナンバー と呼びます。これから扱う税率も、まったく同じ立場の数字です。

    数字に名前を付けて 1 か所に置く

    Java では、変わらない値をこう書きます。

    Java

    private static final double TAX_RATE = 0.10;
    • final は「一度決めたら変えない」。あとから代入しようとするとコンパイルエラーになります
    • static は「インスタンスごとではなくクラスに 1 つ」。商品が 1000 個あっても税率は 1 つで足ります
    • 名前は大文字とアンダースコアでつなぐのが Java の慣習です

    こうしておけば、税率が変わる日に直すのは 1 行だけです。計算式のほうにも TAX_RATE という名前が現れるので、何を掛けているのかが読んだ瞬間に伝わる、という副産物も付いてきます。

    int だけで書くと、静かに壊れる

    税率を int のまま書こうとすると、エラーも出さずに壊れます。

    Java

    double rate = 10 / 100;   // 0.1 ではなく 0.0

    10 / 100 は int 同士の割り算なので、答えは小数ではなく 0 へ切り捨てられ、そのあと double に入ります。片方を 100.0 と書けば 0.1 になります。定数を最初から double で持っておけば、この罠は踏みません。

    逆に、double の計算結果を円の整数に戻すときは (int) でキャストします。キャストは四捨五入ではなく 切り捨て です。

    Java

    System.out.println((int) 108.9);   // 108

    やってみよう

    右のエディタで productTotal(int price) を完成させます。税抜価格を受け取り、税込価格を int で返します。

    ただし、計算を productTotal の中に直接書かないでください。Product というクラスを作り、税抜価格をフィールドに持たせ、税込価格を返すメソッドをその中に置きます。税率は上で見た static final の定数にします。productTotal の仕事は、new で商品を 1 つ作って、そのメソッドの結果を返すだけです。

    緑になったら、定数を 0.08 に書き換えてみてください。productTotal 側を 1 文字も触っていないのに、返る金額が変わります。計算をクラスの中に閉じ込めるというのは、この「直す場所が 1 か所で済む」状態を買う行為です。

    要件

    1. Solution クラスに public static int productTotal(int price) を実装する
    2. Product クラスを定義して getPriceWithTax() で税込み価格を返す設計にする (税率 10% は TAX_RATE のような static final な定数で表現するのが望ましい)
    3. 戻り値は int 型。小数は (int) キャストで切り捨てる

    ヒント

    Product インスタンスは new Product(price) で作ります。インスタンスメソッドは product.getPriceWithTax() のようにドット記法で呼び出します

    税込み計算は price * (1 + TAX_RATE) を (int) でキャストすると、小数を切り捨てた int になります。100 * 1.10 = 110.0 → 110 のような感じです

    整数除算に注意してください。1 + 10 / 100 のように書くと 10 / 100 は int 同士なので 0 になります。TAX_RATE = 0.10 のように double で定義しておくと安全です

    生田 陸人
    監修生田 陸人
    ゆめさくエンジニア / 現役ソフトウェアエンジニア監修者プロフィールを見る →
    編集 ゆめさく編集部·公開 2025/12/19·更新 2026/08/26

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      クラス定義 / フィールド / メソッド / コンストラクタ / this / カプセル化を 4 択クイズ 1 問で総復習する章末まとめ。

    • Java 入門 最終クイズ

      Java 入門コース全 7 章 (Hello, Java / 変数とデータ型 / 演算子 / 条件分岐 / 繰り返し / メソッド / 配列とクラス) で学んだ内容を、`クラス` `メソッド` `配列` を横断する総合 4 択クイズ 1 問で総復習する最終レッスン。

    このレッスンに出てくる用語

    意味があいまいなまま進んだ語は、ここから読み直せます。

    • 判断YES/NO 分岐を表す菱形
    • コンパイルソースをバイトコードへ変換する処理
    • インスタンスクラスから生成された実体
    • クラスデータと振る舞いを束ねる単位
    • instanceof「このオブジェクトの実際の型は何か」を確認 → 安全に変換
    • フィールドクラスが持つデータ
    • メソッドクラスに属する関数
    • 設計何をどう作るかを決める前工程
    main.java
    エディタを読み込んでいます

    メモ

    Product クラスで税込価格

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