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リージョンとは?

読み方:リージョン

最終更新:2026/08/18

3秒でわかる

クラウド事業者がデータセンターを置いている地理的な区画。応答速度と法規制と料金が変わるため、構築時に必ず選ぶ設定項目です。

もう少し詳しく

どういうものか

リージョンは、クラウド事業者がデータセンター群を設置している地理的な区画です。AWS では東京が ap-northeast-1、大阪が ap-northeast-3、バージニア北部が us-east-1 という識別子で表されます。Google Cloud は asia-northeast1、Azure は japaneast のように事業者ごとに命名が違います。

ひとつのリージョンの内部は、さらに数個のアベイラビリティゾーンに分かれています。ゾーンは電源も回線も独立した別々の建物で、片方が落ちてももう片方が生き残る設計になっています。

なぜ必要か

サーバーを物理的にどこへ置くかで、3つのことが変わります。第一に応答速度です。日本のユーザーが米国のリージョンにアクセスすると、光の速さの制約だけで往復 100 ミリ秒以上かかります。第二に法令とデータの所在です。個人情報を国外へ出せない契約や、GDPR のように保存場所を問う規制があります。第三に料金で、同じ構成でも東京とバージニア北部では時間単価が2割前後違うことがあります。

具体例

# 現在のリージョンを確認する aws configure get region # リージョンを指定してS3バケットを作る aws s3api create-bucket --bucket my-app-assets-tokyo --region ap-northeast-1 --create-bucket-configuration LocationConstraint=ap-northeast-1 # 別リージョンの同名リソースは別物として扱われる aws ec2 describe-instances --region ap-northeast-1 aws ec2 describe-instances --region us-east-1
リージョン ap-northeast-1 (東京) +- アベイラビリティゾーン ap-northeast-1a [別建物] +- アベイラビリティゾーン ap-northeast-1c [別建物] +- アベイラビリティゾーン ap-northeast-1d [別建物] 同じリージョン内の2ゾーンにサーバーを置くと、片方の停電でもサービスは続く

つまずきやすいところ

もっとも多いのは、マネジメントコンソールの右上のリージョンが切り替わっていて「作ったはずのリソースが見当たらない」という事故です。EC2 も S3 のバケット一覧以外の多くのリソースもリージョンごとに独立しているため、us-east-1 で作ったものは ap-northeast-1 の画面には出ません。

もうひとつは、新しいサービスがすべてのリージョンで同時に使えるわけではない点です。生成 AI 系のサービスは us-east-1 で先行提供されることが多く、東京リージョンだけで設計を進めると後から詰まります。IAM やルーティングのようにリージョンを持たないグローバルなサービスもあり、これらは切り替えても表示が変わりません。

似た用語との違い

範囲
リージョン地理的な区画。東京、大阪、シンガポールなど
アベイラビリティゾーンリージョン内の独立した建物。障害を分離する単位
エッジロケーションCDN の配信拠点。世界中に数百あり、静的配信を担う

知識のつながり

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現在地リージョンインフラ

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