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キーペアとは?

読み方:キーペア

最終更新:2026/08/18

3秒でわかる

対になる秘密鍵公開鍵の組。片方で暗号化した内容はもう片方でしか戻せず、SSH接続やGitHubへのpushで合言葉のかわりに使われます。

もう少し詳しく

どういうものか

キーペアは、数学的に対応づいた秘密鍵と公開鍵の2つ1組のことです。公開鍵で暗号化した内容は対応する秘密鍵でしか復号できず、秘密鍵で作った署名は公開鍵で検証できます。公開鍵は誰に配ってもよく、秘密鍵は自分の手元から出しません。SSHログイン、GitHubへのpush、TLS証明書、コード署名はすべてこの仕組みの上に成り立っています。

なぜ必要か

パスワード認証には、通信路に秘密そのものを流すという弱点があります。総当たり攻撃も可能で、公開されたサーバーの22番ポートには毎分のように試行が来ます。キーペアなら、サーバーに置くのは公開鍵だけです。サーバーが乗っ取られても攻撃者が得るのは公開鍵で、それだけでは誰にもなりすませません。認証のたびにサーバーが乱数を出し、クライアントが秘密鍵で署名を返す形なので、秘密そのものはネットワークを流れません。

具体例

# 鍵を作る。Ed25519 は短くて速い現在の標準 ssh-keygen -t ed25519 -C "you@example.com" -f ~/.ssh/id_ed25519 # できるのは2ファイル # ~/.ssh/id_ed25519 秘密鍵。絶対に配らない # ~/.ssh/id_ed25519.pub 公開鍵。サーバーへ渡す # 公開鍵をサーバーの authorized_keys へ登録する ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_ed25519.pub user@203.0.113.10 ssh -i ~/.ssh/id_ed25519 user@203.0.113.10

つまずきやすいところ

最も多い失敗は権限です。SSHは鍵の権限が緩いと接続を拒否します。~/.ssh は 700、秘密鍵は 600 にします。緩いまま接続すると Permissions 0644 for ... are too open が出ます。次に多いのが、秘密鍵と公開鍵を取り違えてサーバーへ秘密鍵を貼る事故です。サーバーへ渡すのは必ず .pub の付いたほうです。誤って秘密鍵を配ったり、リポジトリへコミットしたりした場合は、消すだけでは足りず作り直して登録し直します。

似た用語との違い

位置づけ
キーペア秘密鍵と公開鍵の組そのもの
パスフレーズ秘密鍵ファイル自体を暗号化するパスワード
共通鍵暗号化と復号に同じ鍵を使う方式


実際のSSH通信では、キーペアで相手を確かめたあと、速度のために共通鍵へ切り替えて本文をやり取りします。

覚え方

配ってよいほうには .pub が付いている、と拡張子で覚えます。手元のディレクトリで .pub の無いファイルを見かけたら、それは外へ出してはいけないほうです。

知識のつながり

サイドバーと同じ推奨ルート・関連語を、まとめて確認できます。

現在地キーペアインフラ

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