2023年8月、LINEヤフーと韓国NAVER Cloud社がそれぞれセキュリティ保守を委託していた企業の従業員PCがマルウェアに感染した。攻撃者はこのPCを足場にNAVER Cloud社の管理者PCとウイルス対策管理サーバーへ感染を広げ、9月14日、そこを経由してLINEヤフーの社内システムへの不正アクセスを開始した。攻撃者はLINEヤフーがこの委託先に発行していたID・パスワードでウイルス対策管理サーバーに侵入したのち、NAVER Cloud社側で盗んだ認証基盤のID・パスワードのハッシュ値を使い、データ分析システムや社内文書管理システム、NAVERグループと共通の認証基盤システムへ次々とアクセスした。
LINEヤフーのセキュリティ部門は10月17日にシステムへの不審なアクセスを検知して調査を始め、10月27日に外部からの不正アクセスである蓋然性が高いと判断してパスワードのリセットと接続の遮断を行った。11月27日、LINEユーザーや取引先、従業員に関する個人情報の漏えいを公表し、その後の調査で漏えいは約52万人分に達することが分かった。2024年2月14日には最終の調査結果と再発防止策を公表した。