printで表示
書いたのに、動いたのかどうか分からない
プログラムを覚えたてのころ、いちばん困るのはコードを走らせても画面に何も出ないことです。合っているのか間違っているのかすら分かりません。そこで最初に覚えるのが print です。
print は、かっこの中に渡したものを画面に出す、それだけの命令です。
Python
print("おこづかい帳")
print(120)おこづかい帳 と 120 が 1 行ずつ出ます。文字を出すときはダブルクオート " かシングルクオート ' で囲みます。囲まれたかたまりを文字列と呼び、クオートは範囲を示す目印なので画面には出ません。数値は囲みません。
Python は読みやすさを最優先して設計された言語で、記号よりも英単語をよく使います。このコースでは全 74 レッスンを通しておこづかい帳アプリを育てていきます。今日はその 1 行目です。
print で出しただけでは、採点は通らない
ところが print だけ書いても、このコースの演習は通りません。採点が見ているのは画面ではなく、関数が 返した値 だからです。
Python
def unit_price():
print(120)この関数は画面に 120 を出しますが、値は何も返していません。返していない関数は None という「値がない」ことを表す値を返したことになり、採点はここで落ちます。「動いたのに通らない」の原因は、ほぼこれです。
値を返すのは return です。
Python
def unit_price():
return 120
print(unit_price())def が関数を作る命令、unit_price が名前、return のうしろに書いた値がこの関数の答えになります。最後の行は「関数を呼んで、返ってきた値を画面に出す」という意味です。
returnはプログラムに渡すため。この 1 文を覚えておけば当分は迷いません。
やってみよう
関数 title_line を実装してください。引数は取らず、文字列 "=== おこづかい帳 ===" を return で返します。イコールは半角 3 つ、その内側は半角スペース 1 つずつです。
記号はすべて半角で打ってください。日本語を入力する設定のまま () のような全角のかっこを入れると、そこで止まります。
書けたら print(title_line()) と書いて、返した値がそのまま画面に出ることも確かめてみてください。
要件
- 関数名は title_line で、引数は取らない
- 文字列 "= おこづかい帳 =" を return する
- print ではなく return を使う
- イコールは半角 3 つ、内側は半角スペース 1 つずつ