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タプルとは?

読み方:タプル

最終更新:2026/08/18

3秒でわかる

作ったあとで中身を差し替えられないシーケンス。座標や戻り値のように「一組で意味を持つ値」をまとめ、辞書のキーにも使えます。

もう少し詳しく

どういうものか

タプルは、複数の値を順番付きで並べた入れ物のうち、一度作ったら要素を入れ替えられないものを指します。Python では丸かっこで書きますが、正体はカンマなので x = 1, 2 でもタプルになります。

point = (35.68, 139.76) lat, lng = point # 分解して取り出せる print(point[0]) # 35.68 # point[0] = 0.0 # TypeError になる

要素を取り出す、長さを数える、for で回すといった読み取りの操作はリストと同じようにできます。できないのは代入、append、remove など中身を変える操作だけです。

なぜ必要か

変わらないと決まっている値を、変わらない形で持てるからです。関数から複数の値を返すとき、Python は内部でタプルを返しています。受け取った側が誤って書き換えても呼び出し元には伝わらない、という事故が構造的に起きません。

もうひとつの理由がハッシュです。辞書のキーや集合の要素になれるのは、中身が変わらない値だけです。リストはキーにできませんが、タプルならできます。

scores = {} scores[("2026-08", "python")] = 82 # 年月と科目の組をキーにする

つまずきやすいところ

要素がひとつのタプルを (1) と書いてしまう間違いが多いです。これはただの数値の 1 で、かっこは計算の優先順位を表しているだけです。(1,) とカンマを付けて初めて 1 要素のタプルになります。

もうひとつ、変更できないのは「タプルが持つ参照」であって、参照先まで凍るわけではありません。

t = ([1, 2], "a") t[0].append(3) # これは通る print(t) # ([1, 2, 3], 'a')

中にリストを入れると、そのリストは後から変わります。この状態のタプルは辞書のキーにも使えません。

似た用語との違い

タプルリスト
書き方(1, 2)[1, 2]
変更できないできる
辞書のキー使える使えない
向いている使い方種類の違う値の組同じ種類の値の並び


住所と緯度経度のように「意味の違う値がひとまとまり」ならタプル、生徒の点数を何人分も貯めるように「同じ意味の値が並ぶ」ならリスト、と考えると迷いません。

覚え方

「後から足したくなるならリスト、足す予定が無いならタプル」で最初は足ります。

知識のつながり

サイドバーと同じ推奨ルート・関連語を、まとめて確認できます。

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