3秒でわかる
フローチャートで処理の始まりと終わりを示す角丸の記号。図がどこから始まりどこで終わるかを読み手に明示するために置きます。
もう少し詳しく
どういうものか
端子は、フローチャートで処理の開始点と終了点を表す記号です。角の丸い長方形、または左右が半円になった形で描き、中に開始や終了と書きます。JIS の流れ図記号として定められており、基本情報技術者試験や IT パスポートでも出題範囲に入っています。
フローチャートの主な記号は下のとおりです。
なぜ必要か
端子が無い図は、どこから読み始めればよいか分かりません。矢印だけが並んだ図を渡されると、読み手はまず入口を探すことから始めることになります。また、終了が 1 か所に描かれていないと、途中で終わる経路の有無を判断できません。端子は、図の入口と出口を 1 目で分かる形にするための記号です。
具体例
数値を読み、正なら合図を出して終わる流れです。図はテキストで表しています。
( 開始 )
|
[ n を入力 ]
|
< n > 0 ? > --いいえ--+
|はい |
[ 正と表示 ] |
| |
+---------------->-+
|
( 終了 )つまずきやすいところ
処理を表す長方形と端子を同じ形で描いてしまう誤りが多く、試験の記号問題ではそのまま失点します。角が丸いかどうかで見分けます。
もうひとつは、終了の端子を描かずに矢印を途中で切ってしまう図です。読み手には、書き忘れなのか、そこで本当に終わるのかが区別できません。分岐したすべての経路が、いずれかの終了端子に届いているかを確かめてください。
開始の端子は 1 つだけにします。入口が複数ある図は、どちらから読むのかが決まらず、流れ図として成立しません。
覚え方
角が丸い記号は「入口と出口」だけに使う、と決めてしまうのが簡単です。角ばった長方形が仕事をする場所、ひし形が道が分かれる場所、丸みのある記号が始まりと終わり、という 3 つの対応さえ押さえれば、記号の判別で迷う場面はほとんど無くなります。実際に手で 1 枚描いてみると、判断のひし形から出る矢印に、はいといいえの両方を書き忘れがちなことにも気づけます。図を清書する前に、開始から終了まで指でたどれるかを確かめる習慣を付けると、つながっていない矢印や、閉じていない分岐に早い段階で気づけます。