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AI・生成AI初級図解あり

Few-shotとは?

読み方:few-shot

最終更新:2026/08/18

3秒でわかる

AI へ依頼するとき、望む入出力の例をいくつか添えてから本題を頼む方法。言葉で説明しにくい形式や粒度を、例で直接伝えられます。

30秒図解

Few-shotは2から5件の入出力例を添え、形式と判断境界を伝えて本番入力の出力を揃える
Few-shotは2から5件ほどの入出力例を添え、欲しい形式と判断境界をモデルへ伝える方法です。まず3件から始め、費用や待ち時間との釣り合いを見て増やします。

もう少し詳しく

どういうものか

Few-shot は、生成 AI へのプロンプトに入力と出力の組を数件添えてから、本当に処理させたいデータを渡す書き方です。例を 1 つも付けないのが Zero-shot、1 つだけ付けるのが One-shot、複数付けるのが Few-shot です。モデルは追加学習をしているわけではなく、プロンプトの中の例から出力の形式や判断基準を読み取ります。

なぜ必要か

出力の形式は、言葉で説明するより例を見せたほうが正確に伝わります。「箇条書きで簡潔に」と書いても、何行が簡潔なのか、記号は何を使うのかは伝わりません。例を 3 件見せれば、行数も記号も語尾も一度に決まります。

判断基準についても同じです。問い合わせの分類で、どこまでを「苦情」としどこからを「要望」とするかは、定義を文章で書き切るのが難しい領域です。境界に近い例を並べたほうが、定義文を長々と書くより精度が上がります。

具体例

次の問い合わせを 苦情 / 質問 / 要望 のいずれかに分類してください。 入力 商品が 3 日経っても届きません 出力 苦情 入力 領収書は発行できますか 出力 質問 入力 サイズ展開を増やしてほしいです 出力 要望 入力 注文をキャンセルしたいのですが手順が分かりません 出力

最後の行を空けておくと、モデルは直前の形式に合わせて 1 語だけ返します。JSON で受け取りたい場合は、例側も JSON にしておきます。

似た用語との違い

手法例の数向いている場面
Zero-shot0一般的な要約や翻訳
Few-shot2 から 5 程度形式を揃えたい、独自の分類をさせたい
ファインチューニング数百から数千例が長すぎてプロンプトに収まらない場合


Few-shot はモデルの重みを変えないため、例を差し替えるだけで挙動を変えられます。試行錯誤の速さが利点です。

つまずきやすいところ

例に偏りがあると、そのまま出力に出ます。3 件すべて「苦情」の例を並べると、判断に迷う入力が苦情に寄ります。分類させるなら、各ラベルの例を同じくらいの数だけ入れます。

もうひとつは例の数を増やしすぎることです。10 件、20 件と足すと、入力が長くなって費用と応答時間が増える一方、精度は途中で頭打ちになります。まず 3 件で試し、間違えたパターンに近い例だけを足していくほうが速く仕上がります。例の中に誤りが混ざっていると、その誤りごと真似されるため、例の正確さは本題より重要です。

覚え方

指示は「どうしてほしいか」を言葉で伝える手段、Few-shot は「できあがりの見本」を渡す手段です。人に仕事を頼むときも、口頭の説明より過去の成果物を 1 枚見せたほうが早いことがあります。その見本にあたるのが例です。

次に学ぶ

プロンプトとは?

知識のつながり

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