ゼロから構築ミッション
手順を見ずに、もう一度作る
ここからは総合制作です。1章から7章までで作ってきたものを、手順を見ずに自力で組み立て直します。
新しい知識は出てきません。出てくるのは、自分がどこまで身についているかという事実だけです。詰まった場所が、そのまま復習すべき場所になります。
何を作るのか
作るのは、これまでと同じ形のサーバーです。
- nginx を入れて、起動して、自動起動を有効にする
- サイトの置き場を作り、専用の
serverブロックを書く - 自己署名証明書を作り、443 番で待たせる
- 80 番から 443 番へ案内する
- 自分の 404 ページを返す
- 専用のアクセスログとエラーログを出す
今回は /var/www/portfolio という別の場所に、別の設定ファイルで作ります。同じ手順を別の対象でやると、覚えていたのが手順なのか場所なのかがはっきりします。
詰まったときの調べ方
手順書は見ませんが、サーバー自身に聞くのは構いません。むしろそれが実務です。
nginx -t— 設定に文法の誤りがないかsystemctl status nginx— 起動しているか、直近に何が起きたかjournalctl -u nginx -n 30— 起動できなかったときの理由nginx -T— 実際に読み込まれている設定の全体ss -tlnp— どの番号で誰が待っているかtail /var/log/nginx/*error.log— 配信できなかった理由
この6つで、たいていの詰まりは自力で抜けられます。エラーの文面を読む。それが一番の近道です。
つまずきやすいところ
見落としがちな点を挙げておきます。答えではなく、確認の観点です。
- 設定を書いただけで有効にしていない (
sites-enabledへのリンク) - 既定のサイトが残っていて、そちらが応答している
reloadを打っていないので、古い設定のまま動いている- 待ち受けは足したのに、
ufwで通していない - ファイルの権限が
www-dataから読めない形になっている
どれも、これまでの章で1度ずつ踏んできたものです。
手を動かす
ポートフォリオサイトを、HTTPS で公開できる状態まで自力で作ります。