nginxをインストール
パッケージで入れる
Debian や Ubuntu では、ソフトウェアを1つずつ手で組み立てることはしません。あらかじめ組み立てて固めたものが配られていて、それを取り寄せて展開するだけで使えるようになります。この固めたものをパッケージ、取り寄せて展開する道具を apt と呼びます。
apt update
apt install nginxapt update は「いま何がどのバージョンで配られているか」の一覧を取り直すコマンドです。apt install はその一覧を見て、必要なものを取ってきて展開します。順番を入れ替えると、古い一覧を見て「そんなパッケージはありません」と言われることがあります。
依存も一緒に付いてくる
nginx を入れると、nginx-common のような別のパッケージも一緒に入ります。設定ファイルの雛形や共通の部品がそちらに入っているためです。apt は「これを動かすには何が要るか」を知っているので、必要なものを勝手に集めてきます。手で1つずつ探す必要はありません。
入ったかどうかの確かめ方
入れたあとは、必ず自分の目で確かめます。確かめ方は2通りあります。
nginx -v
# nginx version: nginx/1.22.1
dpkg -s nginx
# Status: install ok installednginx -v はプログラム本体に名乗らせる方法、dpkg -s はパッケージの台帳を引く方法です。前者は「動く実体があるか」、後者は「システムが入っていると認識しているか」を見ています。どちらか一方しか通らないときは、パスが通っていないなど別の問題が隠れています。
この環境でのことわり
この練習用サーバーはインターネットに繋がっていません。その代わり、必要なパッケージを /srv/apt に置き、そこを取り寄せ先として登録してあります。だから apt install は本当に動きますが、取ってくる先が手元のディレクトリになっている点だけが実際のサーバーと違います。
実際のサーバーでは /etc/apt/sources.list.d/ に配布元のURLが書いてあり、そこから取ってきます。打つコマンドも、出てくるメッセージも同じです。
手を動かす
この回では nginx を導入し、バージョンを2通りの方法で確認します。まだ起動はしません。入れることと動かすことは別の作業だという区切りを、ここではっきりさせておきます。