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シェル実践
ループ処理 for, while

シェル実践

シェルスクリプト、条件分岐、ループ、関数、ログ解析、システム管理を学び、定型作業を安全に自動化できるようにします。

1
シェルスクリプト入門
01. シェルスクリプトとは5分
02. 変数と引数5分
03. 条件分岐 if5分
04. ループ処理 for, while5分
05. 関数を定義する5分
06. 実践スクリプト作成5分
07. シェルスクリプトチェック5分
2
実践:ログ解析とシステム管理
01. ログファイルの解析5分
02. システム情報の取得5分
03. パッケージ管理5分
04. cron で定期実行5分
05. 開発環境での Linux 活用例5分
06. 総合チェック5分

ループ処理 for, while

ファイルの数だけ、同じ行を書き足している

ログを 1 本ずつ確認するスクリプトを書くとき、ファイルが 3 本なら同じ行を 3 回貼れば済みます。ところが翌月には 12 本に増えていて、貼り忘れた 1 本だけ確認から漏れます。数が変わっても書き換えなくてよい形にします。

for は、並んだものを 1 つずつ変数に入れて、do から done までを繰り返します。

ターミナル

for f in /var/log/nginx/*.log; do
  echo "--- $f"
  tail -1 "$f"
done

ワイルドカードの展開結果がそのまま並びになるので、ファイルが増えてもスクリプトは触りません。ファイル名に空白が混じることを考えて、"$f" の囲みは必ず付けます。

並びは自分で書いても構いません。連番なら for month in {1..12} のように範囲で書けます。

回数ではなく、条件で回りたい

相手のサーバーが起き上がるのを待つような処理は、何回で終わるかが決まっていません。こういうときは while を使います。条件が成り立つあいだ繰り返します。

ターミナル

tries=0

while ! curl -sf https://example.com/health > /dev/null; do
  tries=$((tries + 1))
  if [[ "$tries" -ge 5 ]]; then
    echo "5 回試しましたが応答がありません"
    break
  fi
  sleep 3
done

! は成否を裏返す記号で、ここでは「届かないあいだ繰り返す」と読みます。$((tries + 1)) は計算の書き方です。シェルの変数は文字として扱われるため、足し算をするときはこの形で囲みます。break はループを途中で抜ける命令です。

1 行ずつ処理したいのに、まとめて渡ってしまう

ファイルの中身を 1 行ずつ扱いたいとき、変数に読み込んでから for に渡すと、空白でも切れてしまって行の単位が崩れます。行を単位にするなら while read を使います。

ターミナル

while read -r host; do
  echo "check ${host}"
  ping -c 1 "$host" > /dev/null && echo "  ok"
done < hosts.txt

done のうしろの < hosts.txt で、読み込む先を指定しています。-r は行の中のバックスラッシュをそのまま文字として扱う指定で、付けておくのが安全です。

飛ばしたい行があるときは continue を使うと、そこから先を実行せずに次の回に進みます。

ターミナル

for f in ./*.log; do
  if [[ ! -s "$f" ]]; then
    continue
  fi
  gzip "$f"
done

-s は「中身が空でない」という条件です。空のログを圧縮しても意味がないので、先に飛ばしています。

課題

  1. for ループを使う
  2. Number: 1, Number: 2, Number: 3 の順で出力する

ヒント

for i in 1 2 3; do ... done の形

echo "Number: $i" で出力

script.sh
script.sh
エディタを読み込んでいます
ターミナル出力