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シェル実践
システム情報の取得

シェル実践

シェルスクリプト、条件分岐、ループ、関数、ログ解析、システム管理を学び、定型作業を安全に自動化できるようにします。

1
シェルスクリプト入門
01. シェルスクリプトとは5分
02. 変数と引数5分
03. 条件分岐 if5分
04. ループ処理 for, while5分
05. 関数を定義する5分
06. 実践スクリプト作成5分
07. シェルスクリプトチェック5分
2
実践:ログ解析とシステム管理
01. ログファイルの解析5分
02. システム情報の取得5分
03. パッケージ管理5分
04. cron で定期実行5分
05. 開発環境での Linux 活用例5分
06. 総合チェック5分

システム情報の取得

「サーバーが重い」から始まる調査

重いという報告だけでは、どこを直せばよいか決まりません。メモリが足りないのか、ディスクが埋まっているのか、そもそも別のホストを見ているのか。順番に確かめれば、数分で切り分けられます。

最初に、いま繋がっている相手が本当に目的のマシンかを見ます。ホスト名は hostname、ディストリビューションと版は cat /etc/os-release で分かります。似た名前のサーバーが並ぶ環境では、この一手間が誤操作を防ぎます。

メモリは used ではなく available を見る

ターミナル

$ free -h
               total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:           7.6Gi       1.8Gi       1.2Gi        12Mi       4.6Gi       5.5Gi
Swap:             0B          0B          0B

free が 1.2Gi しかないと読んで慌てる必要はありません。buff/cache は、一度読んだファイルの内容を Linux が保持しているだけの領域で、アプリが要求すれば譲られます。実際に使える量は右端の available です。この例では 5.5Gi 空いているので、メモリ側は健全と判断できます。

空きが無いとき、消す前に場所を突き止める

ターミナル

$ df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda1        50G   47G  2.6G  95% /

Use% が 90 を超えたら、書き込みが失敗し始める手前です。ここで慌てて消しにかかると事故になります。先に、どこが太っているかを上の階層から順に絞り込みます。

ターミナル

$ du -sh /var/* 2>/dev/null | sort -h | tail -3
1.2G	/var/lib
2.1G	/var/cache
12G	/var/log

du -sh は指定した場所の合計を出します。sort -h は 1.2G と 900M を単位込みで正しく並べ替える指定です。太っている枝が分かったら、同じことをその中で繰り返し、原因のファイルまで降りていきます。

行き着いたら、消す前に必ず ls -lh で日付と大きさを見てください。確かめる観点は次の通りです。

  • ローテーション済みの .gz など、再生成される種類のファイルか
  • 更新日時が古く、いま書き込まれている最中ではないか
  • アプリが動作中に必要とする一時ファイルではないか

削除は、まとめてではなく対象を 1 つずつ指定して行います。ワイルドカードでまとめて指定すると、意図しないファイルまで含まれます。なお、動いているプロセスが開いたままのファイルは、消しても空きが戻りません。その場合は、書き込んでいるサービスを再起動する必要があります。

解説

古い記事に出てくる ifconfig や netstat は、多くのディストリビューションで既定では入っていません。いまは ip と ss を使います。

課題

  1. uname -s で OS 種別を出す
  2. uptime の出力行数を wc -l で確認する

ヒント

uname -s は OS 種別 (Linux など) のみを表示する

uptime は現在時刻・連続稼働時間・ログインユーザー数・負荷平均を 1 行で表示する

script.sh
script.sh
エディタを読み込んでいます
ターミナル出力