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シェル実践
条件分岐 if

シェル実践

シェルスクリプト、条件分岐、ループ、関数、ログ解析、システム管理を学び、定型作業を安全に自動化できるようにします。

1
シェルスクリプト入門
01. シェルスクリプトとは5分
02. 変数と引数5分
03. 条件分岐 if5分
04. ループ処理 for, while5分
05. 関数を定義する5分
06. 実践スクリプト作成5分
07. シェルスクリプトチェック5分
2
実践:ログ解析とシステム管理
01. ログファイルの解析5分
02. システム情報の取得5分
03. パッケージ管理5分
04. cron で定期実行5分
05. 開発環境での Linux 活用例5分
06. 総合チェック5分

条件分岐 if

前提が崩れても、最後まで走ってしまう

スクリプトは書いた順に上から実行されます。途中で前提が崩れても、シェルはそのまま次の行に進みます。設定ファイルが置かれていない環境で走らせると、読み込みに失敗したまま最後まで進み、何も設定されていない状態で「完了」と出て終わる、という壊れ方をします。

進む前に確かめます。

ターミナル

conf=/etc/myapp/app.conf

if [[ -f "$conf" ]]; then
  cp "$conf" /tmp/app.conf.bak
else
  echo "設定ファイルが見つかりません $conf"
fi

if [[ 条件 ]]; then で始めて fi で閉じます。then の前のセミコロンを落としやすいので気を付けてください。条件が成り立たないときの処理は else に書きます。要らなければ else ごと省けます。

[[ ... ]] の中の -f は「通常ファイルとして存在するか」を見る記号です。ディレクトリなら -d、どちらでもよければ -e を使います。

数値と文字列で、書き方が違う

同じ「等しい」でも、数として比べるか文字として比べるかで記号が変わります。

比べるもの使う記号例
数値-eq -ne -lt -le -gt -ge[[ "$used" -gt 90 ]]
文字列== !=[[ "$mode" == "dev" ]]
ファイル-f -d -e[[ -d "$dir" ]]

ディスクの使用率で試します。df の出力から使用率の列だけ取り出し、末尾の記号を落として数にします。

ターミナル

used=$(df -h / | tail -1 | awk '{print $5}' | tr -d '%')

if [[ "$used" -gt 90 ]]; then
  echo "残りが少なくなっています ${used} パーセント"
fi

ここを == で比べると文字として扱われます。"09" と "9" は文字としては別物なので、数のつもりで書くと合いません。数を比べるときは -gt の側を使ってください。

出力ではなく、成功したかどうかで分ける

シェルらしい書き方がこれです。コマンドは終了するときに成否を残しており、if はそれを直接読めます。

ターミナル

if grep -q "Failed password" /var/log/auth.log; then
  echo "失敗したログインがあります"
else
  echo "見つかりませんでした"
fi

grep -q は画面に何も出さず、見つかったかどうかだけを返します。文字列を変数に取ってから比べる必要はありません。curl や ping も同じように扱えるので、届いたかどうかで分岐する監視スクリプトがそのまま書けます。

条件を重ねたいときは [[ -f "$conf" && -r "$conf" ]] のように && でつなぎます。どちらかでよければ || です。

課題

  1. if 文を使う
  2. 20 以上で adult を出力する

ヒント

数値比較は -ge を使う

if [[ "$age" -ge 20 ]]; then ... fi の形

script.sh
script.sh
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ターミナル出力