LinuC レベル1(LPIC-1対応)対策
LinuC/LPICとは
1回の受験では認定になりません
LinuC レベル1、および対応する LPIC-1 は、1回受けただけでは終わりません。101 試験と 102 試験の両方に合格して、初めてレベル1の認定になります。どちらから受けても構いませんし、同じ日に続けて受ける必要もありません。101 から受けなければならない、という決まりも無いということです。
2つに分かれているのは、Linux を仕事で扱うときの知識が「マシンとファイルに近い側」と「利用者とネットワークに近い側」に大きく分かれるからです。101 が前者、102 が後者を受け持ちます。この分け方を頭に入れておくと、勉強中に自分が今どのあたりを歩いているのかが分かります。
101 と 102 が受け持つ主題
それぞれ4つの主題を持っています。学習を始める前に、この8行を一度眺めておいてください。
| 試験 | 主題 | 中身のイメージ |
|---|---|---|
| 101 | システムアーキテクチャ | 電源投入からログインまでの流れ、ハードウェア情報の取得、カーネルモジュール |
| 101 | インストールとパッケージ管理 | Debian 系の dpkg と apt、Red Hat 系の rpm と dnf、共有ライブラリ |
| 101 | GNU と Unix のコマンド | ls や cp のオプション、パイプとリダイレクト、grep と正規表現、プロセスの監視 |
| 101 | デバイスとファイルシステム | パーティション、ファイルシステムの作成とマウント、パーミッション、リンク |
| 102 | シェルとスクリプト | 環境変数、設定ファイルの読み込み順、条件式、for や while |
| 102 | ユーザーとグループ | /etc/passwd と /etc/shadow の中身、useradd と usermod、権限の昇格 |
| 102 | ネットワークの基礎 | IP アドレスとサブネット、ポート番号、ip や ss での状態確認、名前解決 |
| 102 | システム管理とセキュリティ | ログ、時刻、定期実行、SSH、ファイアウォール |
101 が「機械を立ち上げてファイルを置く」だとすれば、102 は「人を招き入れて外とつなぐ」です。
読むだけだと1週間で消えます
cp -a と cp -r の違い、2>&1 を書く位置、chmod 4755 の先頭の 4 の意味。この種の知識は、読んだ瞬間は分かった気になって、1週間後にはきれいに消えています。試験で問われるのはまさにその細部です。
このコースの演習では、ブラウザの中で本物の Debian が動きます。仮想マシンを用意する必要も、会社のサーバーを壊す心配もありません。読んだ次の行でそのコマンドを打ち、出力を目で見て確かめてください。「たしかこう打つと、こう出た」と本番で思い出せる状態を作るのが狙いです。
制度の数字は公式で確認してください
受験料、問題数、試験時間、合格ラインといった数字は改定されます。このコースではあえて断定して書きません。教材が古くなったときに、いちばん害が大きいのがこの種の数字だからです。申し込みの前に、必ず次の公式サイトで最新の情報を確認してください。
- LinuC (LPI-Japan) は https://linuc.org/
- LPIC (Linux Professional Institute) は https://www.lpi.org/
合格率も同じで、公式に公表されている値だけを信じてください。対策サイトが載せている数字は、根拠のない推定であることがほとんどです。
復習ミニクイズ
LinuC レベル1 の試験構成の説明として正しいものはどれですか。