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sns.boxplotとは?

読み方:sns.boxplot

最終更新:2026/08/18

3秒でわかる

データの散らばり方を箱とひげで描く seaborn の関数。カテゴリごとの分布を並べて比べ、外れ値の位置を一目で掴むために使います。

もう少し詳しく

どういうものか

sns.boxplot は、数値データの分布を箱ひげ図として描く関数です。箱の下端が第1四分位数、中の線が中央値、上端が第3四分位数を表します。箱の高さが四分位範囲 IQR で、真ん中の半数がどれくらいの幅に収まっているかを示します。

ひげは、箱の端から IQR の 1.5 倍以内に収まる最も遠い実データまで伸びます。そこからはみ出た値は個別の点として描かれます。

なぜ必要か

平均値だけを見ると、散らばり方の違いが消えます。平均が同じ2つのグループでも、片方は全員が近い値、もう片方は極端な値が混ざっている、ということが起こります。箱ひげ図なら、中心の位置と散らばりの幅と外れ値を1つの図で同時に確認できます。

カテゴリごとに箱を横に並べられるので、地域別や機種別の比較を数行のコードで作れます。

具体例

import seaborn as sns import matplotlib.pyplot as plt tips = sns.load_dataset("tips") sns.boxplot(data=tips, x="day", y="total_bill", hue="smoker") plt.title("day vs total_bill") plt.show() # 実データの点も重ねると、箱だけでは見えない密度が分かる sns.stripplot(data=tips, x="day", y="total_bill", color="black", size=3, alpha=0.4) plt.show()

つまずきやすいところ

  • 箱の中の線を平均だと読む。描かれているのは中央値です。平均を出したいなら showmeans=True を指定します

  • 点として描かれた値を「異常なデータ」と決めつける。1.5 IQR という機械的な基準を超えただけで、正しい観測値であることのほうが多いです

  • 山が2つある分布に使う。箱ひげ図では谷が潰れて見えません。violinplothistplot に切り替えます

  • x に連続値の列をそのまま渡し、値の種類の数だけ箱が並んでしまう。区切ってカテゴリにしてから渡します

  • 件数の違いが図に出ない。3件の箱と3000件の箱が同じ見た目になるので、件数は別に添えます
  • 似た用語との違い

    関数見せ方
    boxplot四分位と外れ値。比較に強い
    violinplot分布の形そのもの。山が2つでも分かる
    histplot1変数の度数分布


    覚え方

    箱は真ん中の半数、ひげは常識的な範囲、点はその外側。この3段階で読むと解釈がぶれません。

    知識のつながり

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