送信すると消える
初段 / 目安 15分
琥珀さんが眉を寄せています。「アンケート、送信ボタンを押すと画面が真っ白に戻って回答が消えるんだ。お客さんキレ気味」。
初期コードのアンケートは、名前を入れて送信ボタンを押す作りです。押すと、入力欄が空に戻り、完了メッセージも出ません。書いた人の側からすると「何も起きなかった」ように見えますが、実際には 画面がまるごと読み込み直されています。
これは form の既定の動作です。HTML のフォームは、送信されるとブラウザが入力内容をサーバーへ送り、返ってきたページを表示し直します。React が state に持っていた値も、そこで全部消えます。サーバーへ送る作りになっていなければ、同じページを読み直すだけで、結果として「何もなかったこと」になります。
これを止めるのが e.preventDefault() です。送信の処理は onSubmit で受け取り、その関数の第一引数にイベントが渡ってきます。処理の先頭で e.preventDefault() を呼べば、ブラウザの既定の動作 (ページの読み込み直し) をやめさせられます。既定の動作を止めたうえで、自分で「送信されたあとにやりたいこと」を書く、というのがフォームの基本の形です。
止めるだけでは供養は終わりません。今回は送信のあとに 完了メッセージを画面へ出す ところまでが依頼です。送ったかどうかを state に持ち、送信されたら true にして、その値によってメッセージを出し分けます。
もう1つ気をつけたいのが、送信を受ける場所です。ボタンの onClick で受けると、Enter キーで送信されたときに素通りしてしまいます。受けるのは form の onSubmit です。
完成条件
- 送信してもページが読み込み直されないよう、
e.preventDefault()で既定の動作を止める - 送信したら
classNameが done の要素に「送信しました」と出す - 送信は form の
onSubmitで受ける
進め方
初期コードには入力欄と送信ボタン、そして送信済みかどうかを持つ state がすでに置いてあります。呪われているのは、送信を受ける処理が 既定の動作を止めていない ことと、その先の処理が書かれていないことです。
直したら、名前を入れて送信し、入力した文字が残ったまま完了メッセージが出ることを目で確かめてください。入力が消えていたら、まだページが読み込み直されています。
ヒントは3段階で、①方針、②使う構文、③部分解の順に出ます。1つも開けずに通せたら、その問題は自分のものです。
供養が済むと、琥珀さんはこう言います。「回答が、消えない……!(感涙)」。
ヒント
前のヒントを開くと次が開きます。開かずに解けると未開封クリアです