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Claude Code入門:良い指示とレビュー
受け入れ条件

Claude Code入門:良い指示とレビュー

Claude Codeへの指示とレビューの基本を学び、作業内容を確認するコースです。

1
良い指示の出し方
01. 要件の伝え方5分
02. 受け入れ条件6分
03. タスクを分割する6分
04. 計画させてから実行6分
05. CLAUDE.mdを書く6分
06. つくる:指示の型6分
07. 第3章クイズ5分
2
レビューと安全
01. 生成コードを読む6分
02. 自分で試験する6分
03. テストを書かせる6分
04. 危険な操作の見極め6分
05. 修正の往復6分
06. つくる:レビュー一巡7分
07. 第4章クイズ5分

受け入れ条件

完成の定義を渡す

前の回では、目的と入出力を書きました。それでもまだ足りないことがあります。どうなったら完成なのかが決まっていないからです。

受け入れ条件とは、これを満たしたら OK と言い切れる条件のことです。要件が「何を作るか」なら、受け入れ条件は「どう確かめるか」です。

プレーンテキスト

要件      予算オーバーを判定する関数がほしい
受入条件  予算3000で支出3000のとき False が返る

下の1行があると、境界の扱いが確定します。3000ちょうどはオーバーではないと決まったわけです。

条件は具体例で書く

受け入れ条件を言葉で書くと、また曖昧になります。

プレーンテキスト

悪い   予算を超えたら分かるようにして
悪い   境界値も正しく処理して
良い   予算3000で支出2999なら False、3000なら False、3001なら True

3行目は誤解のしようがありません。入力と期待する出力の組を並べると、それ自体がテストの仕様になります。

実務では、この形をそのままテストコードに落とせます。第4章でテストを書かせるときに、この書き方がそのまま効いてきます。

3種類の条件を出す

出す例は、次の3種類を揃えると穴が減ります。

プレーンテキスト

普通    よくある入力
境界    ちょうどの値、0、1件だけ
異常    データが空、想定外の値

おこづかい帳で書くとこうなります。

プレーンテキスト

普通  支出が5件で合計4200、予算3000のとき True
境界  合計がちょうど3000のとき False
異常  支出が1件も無いとき False

真ん中と下は、言われないと AI が勝手に決める部分です。ここを先に潰すのが受け入れ条件の役目です。

条件は自分の理解も試す

受け入れ条件を書こうとして手が止まったら、それは仕様がまだ決まっていない証拠です。

「ちょうど3000のときはどっちだろう」と自分が迷ったなら、AI はもっと迷います。書けないものは頼めない。 先に自分で決める必要があります。

これは AI 相手だけの話ではありません。人に仕事を頼むときも同じで、受け入れ条件を書く習慣は、そのままチーム開発で使えます。

練習

今回の演習は境界がやや意地悪です。ちょうど予算と同額のときと、支出が1件も無いときの2つを条件として書かないと通りません。頼む前に、自分で答えを決めてください。

完成条件

  • 触ってよいのは kakeibo.py だけです
  • 予算とちょうど同額のときはオーバーではありません
  • 支出が1件も無いときは False です
  • 戻り値は True か False の真偽値です

依頼

kakeibo.py の is_over_budget を完成させてください。支出のリストと予算を受け取り、予算を超えているかどうかを返します。境界の扱いを受け入れ条件として書いてから頼んでください。

  • ・触ってよいのは kakeibo.py だけです
  • ・予算とちょうど同額のときはオーバーではありません
  • ・支出が1件も無いときは False です
  • ・戻り値は True か False の真偽値です

いまのコード

kakeibo.py

def is_over_budget(records, budget):
    """支出の合計が予算を超えたかを判定する"""
    return True

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