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【例文付】エンジニアのポートフォリオの作り方|採用担当者に響く6つのポイント

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この記事のポイント

未経験からエンジニア転職を目指す方向けに、採用担当者に響くポートフォリオの作り方を解説。具体的な構成例と、よくある失敗パターンも紹介。

執筆者

チョットデキル編集部

チョットデキルの編集部です。プログラミング学習に役立つ情報をお届けします。

取材協力

小澤 唯都
小澤 唯都IT開発会社代表 / ITコンサルタント

1993年、山梨県生まれ。東京理科大学を卒業後、大手ITコンサルティングファーム(フューチャーアーキテクト)へ入社。その後2018年に株式会社vicusを創業。上場企業向けIT研修事業では、1000人以上のエンジニアを育成。

エンジニア転職を目指す際、避けては通れないのが「ポートフォリオ」の作成です。しかし、いざ作り始めようとすると「何を作れば評価されるのか?」「技術スタックはどう選ぶべきか?」といった疑問が次々と湧いてくるのではないでしょうか。

多くの採用担当者がポートフォリオでチェックしているのは、単なる「プログラミングスキルの有無」だけではありません。その裏側にある「課題解決能力」や「自走力」を見ています。

この記事では、2025年現在の採用市場の動向を踏まえ、未経験からでも採用担当者の目に留まるポートフォリオの作り方を徹底解説します。具体的な構成例や、陥りがちな失敗パターンも紹介しますので、読み終える頃には「次に何をすべきか」が明確になっているはずです。


エンジニア ポートフォリオ作成ガイド とは

未経験から評価される Web ポートフォリオを、企画・実装・公開までステップで作る完全ガイドです。GitHub + Vercel の組み合わせで、無料 & ドメイン不要で 1 週間以内に公開できます。

TL;DR 早わかりサマリー

  • ポートフォリオは「動くものが 1 つ」「コードが GitHub にある」「README が読みやすい」の 3 点が揃えば 8 割合格圏に入ります
  • 採用担当が見るのは作品数より、1 つを完成度高く仕上げられたかという完遂力
  • 技術スタック・課題解決の意図・コード品質の 3 視点で語れる作品を 1 つ作るのが最短ルート
  • デプロイ済み URL + GitHub + 自己紹介 README の 3 点セットで応募書類は通ります

ポートフォリオとは「あなたの技術と熱意の証明書」

プログラミングにおけるポートフォリオとは、自分がこれまでに制作した実績をまとめた作品集のことです。

未経験者の場合、実務経験がないため、ポートフォリオが唯一の「実力を証明する手段」となります。採用担当者は、履歴書や職務経歴書だけでは判断できない「コードの書き方」「技術選定の理由」「ユーザーへの配慮」を、ポートフォリオを通じて確認します。

なぜポートフォリオが必要なのか

現在のエンジニア採用市場では、Progateなどの学習サービスを終えただけの人材は飽和状態にあります。その中で一歩抜け出すためには、「自分で課題を見つけ、技術で解決した形跡」を示す必要があります。


採用担当者に響くポートフォリオ「6つのポイント」

多くの候補者の中から選ばれるためには、以下の6つの要素を意識して作成することが重要です。

1. 「なぜこれを作ったのか」という背景(ストーリー性)

ただ「Todoアプリを作りました」というだけでは、教材の写経(書き写し)だと思われてしまいます。

  • 具体例: 「趣味のキャンプで、持ち物を忘れがちだったので、チェックリストを共有できるアプリを作りました」 このように、日常の不便を解消しようとした動機があるだけで、開発への主体性が評価されます。

2. 適切な技術選定とその理由

使用した言語やフレームワーク(開発を効率化するための雛形)に対して、「なぜそれを選んだのか」を説明できるようにしましょう。

  • 良い例: 「リアルタイム性を重視したかったので、フロントエンドにはReact、バックエンドにはFirebaseを採用しました」 最新の技術を使えば良いわけではなく、目的に対して最適な道具を選んでいるかが重要です。

3. README(説明書)の充実

GitHub(コードを管理・公開するプラットフォーム)にソースコードを上げる際、必ず「README」を丁寧に記述してください。 採用担当者は忙しいため、コードをすべて読む時間は限られています。READMEで「アプリの概要」「使用技術」「工夫した点」「苦労した点」が整理されていると、それだけで評価が上がります。

4. 読みやすく、保守性の高いコード

「動けばいい」というコードは卒業しましょう。

  • 変数名や関数名が適切か: data1 ではなく userList のように、役割がわかる名前にする。
  • コメントの活用: 複雑な処理には、後から読む人のための説明を添える。 実務ではチーム開発が基本であるため、「他人が読みやすいコードを書く意識」があるかどうかは非常に重要なチェックポイントです。

5. 2025年のトレンド「AI活用の形跡」

現代の開発現場では、ChatGPTやGitHub CopilotなどのAIを使いこなすことが当たり前になっています。 「AIを使ってコードを生成した」ことを隠すのではなく、「AIにどのようなプロンプト(指示)を出し、出力されたコードをどう検証・修正したか」を制作過程に含めると、最新のツールを使いこなす「現代的な自走力」として評価されます。

6. デプロイ(公開)されていること

ソースコードがあるだけでなく、実際にブラウザからアクセスして触れる状態にしておくことが必須です。 VercelやRenderといったサービスを使えば、無料かつ数分でアプリを公開できます。URLをクリックしてすぐに動くものがあるだけで、信頼性は格段に高まります。


【例文付】評価されるポートフォリオの構成案

どのような項目を盛り込めばいいのか、具体的な構成例を紹介します。

構成要素の一覧

  1. キャッチコピー・アプリ名
  2. アプリの概要(一言で)
  3. 解決したい課題・ターゲット層
  4. 主な機能一覧
  5. 使用技術(技術スタック)
  6. こだわったポイント・苦労した点
  7. 今後の改善予定

記述の例:READMEの書き方

Markdown

## アプリ名:ハピログ(感謝共有SNS) ### 概要 日々の小さな「感謝」を記録し、特定の人と共有することで、ポジティブな習慣を作るSNSです。 ### 開発の動機 リモートワークが増え、チーム内での感謝を伝える機会が減ったという課題を感じ、 手軽に「ありがとう」を可視化できるツールを作りたいと考えました。 ### 使用技術 - フロントエンド:Next.js (App Router), Tailwind CSS - バックエンド:TypeScript, Node.js - データベース:PostgreSQL (Supabase) - 認証:NextAuth.js - インフラ:Vercel ### 工夫した点 - **パフォーマンス向上:** 画像の最適化を行い、初期読み込み速度を従来比で30%改善しました。 - **UI/UX:** 毎日使いたくなるよう、AIを活用した「感謝の自動要約機能」を実装しました。

注意!よくある「NGポートフォリオ」の失敗パターン

良かれと思ってやってしまいがちな、評価を下げるパターンを紹介します。

1. チュートリアルの「写経」そのまま

悪い指示

ProgateやUdemyの講座で作成したものをそのまま載せるのは避けましょう。採用担当者はそれらの教材を見慣れています。 もし教材をベースにするなら、必ず「独自の機能」を1つ以上追加し、デザインを自分なりにカスタマイズしてください。

2. リンク切れ、動作不良

悪い指示

URLをクリックしても「404 Not Found」になる、あるいはエラーが出て動かないというのは致命的です。 また、ログインが必要なアプリの場合は、必ず「テスト用のアカウント情報(ID/パスワード)」を明記しておきましょう。

3. デザインが極端に崩れている

悪い指示

エンジニア志望であっても、最低限の見た目は重要です。 CSSをゼロから書くのが苦手なら、Tailwind CSSやBootstrapなどの「CSSフレームワーク」を活用し、整った印象を与えるようにしましょう。


2025年版:未経験者がポートフォリオ作成を成功させるステップ

いきなり巨大なシステムを作ろうとすると挫折します。以下のステップで進めるのがおすすめです。

ステップ1:小さな「不便」を見つける

「世界を変えるサービス」である必要はありません。

  • 「自分が使っている家計簿アプリのここが使いにくい」
  • 「英単語の暗記をもっと効率化したい」 など、身近な課題からテーマを選びましょう。

ステップ2:最小限の機能(MVP)を定義する

機能は多ければ良いわけではありません。 「ログインできる」「投稿できる」「一覧が見れる」といった、そのアプリの核となる機能だけに絞り、まずは完成させることを優先してください。

ステップ3:AIを「ペアプログラミング」の相手にする

コードが書けなくなった時、すぐに諦めるのではなく、AIにヒントをもらいましょう。 「このエラーを解決する方法を教えて」ではなく、「この機能を実装したいが、どのような設計が一般的か?」と、考え方を聞くのがスキルアップのコツです。


よくある質問(FAQ)

Q. ポートフォリオはいくつ必要ですか?

A. 質重視で1〜2個あれば十分です。 中途半端なものが5個あるよりも、細部までこだわり抜いた1個の方が、あなたのスキルを正確に伝えることができます。

Q. デザインのセンスがないのですが……

A. フレームワークやデザインツールを活用しましょう。 「Figma」というツールで公開されている無料のテンプレートを参考にしたり、UIコンポーネントライブラリ(shadcn/uiなど)を使えば、センスに頼らずプロフェッショナルな見た目を作れます。

Q. 難易度の高い技術を使わないと評価されませんか?

A. いいえ。技術の難易度よりも「なぜそれを使ったか」の納得感が重要です。 背伸びをして理解していない技術を使い、面接で答えられない方がリスクになります。自分が自信を持って説明できる技術スタックを選びましょう。


Q. ポートフォリオは何個必要ですか

A. 完成度の高いものが 1 つあれば十分です。中途半端な作品 3 つより、しっかり作り込んだ 1 つの方が評価されます。経験を積んだら 3-5 個並べると幅広さが伝わりますが、最初の 1 つに集中するのが最短ルートです。

Q. デザインに自信がありません

A. TailwindUI、shadcn/ui、ChatGPT、Cursor、v0 などを使えば、デザインの基礎がなくても整った見た目が作れます。デザイン力よりも「動く」「使える」「README が分かりやすい」を優先してください。

Q. AI で生成したコードでも評価されますか

A. 「AI を使ってここまで作れた」と説明できれば、むしろプラス評価です。問題なのは「AI 任せで自分が説明できない部分がある」状態です。生成コードを自分で読み解き、改造した実績があれば堂々と出して構いません。

採用担当が実際に見る 7 つのチェックポイント

書類選考でエンジニア経験者が確認するポイントは、ほぼ次の 7 点に集約されます。

1. README が分かりやすいか プロジェクト概要、起動手順、技術スタック、工夫した点が 1 分で把握できるか。README が雑だと「コードも雑なはず」と判断されます。

2. 動く URL があるか Vercel / Netlify / Cloud Run などにデプロイされていて、即座に触れる状態か。動くまでに自分でセットアップしないといけないものは、ほぼ見てもらえません。

3. コードの読みやすさ 命名規則、ファイル分割、コメントの粒度。プロは「動く」よりも「読める」を評価します。

4. テストがあるか 1 つでもユニットテストがあると一気に印象が変わります。E2E まで書いてあると経験者でも一目置きます。

5. コミットメッセージの粒度 「fix bug」のような雑な履歴ではなく、変更意図が読み取れる粒度になっているか。

6. 課題解決のストーリー 「なぜ作ったか・どう困ったか・どう解いたか」が README やブログに書かれていると、技術力以外の評価ポイントになります。

7. メンテされているか 最終コミットが 2 年前だと「学習が止まっている」と見られます。小さな改修でいいので定期的にコミットを残しておきます。

採用に響く 3 種類の作品タイプ

ポートフォリオで差が付くのは、課題感が見える作品です。

自分の不便を解消した作品 「家族の予定共有がうまくいかない → カレンダーアプリを作った」のような実用本位の作品は、課題発見力が伝わって強いです。

業界課題を解いた作品 前職 / 興味のある業界のリアルな課題を解いた作品は、ドメイン理解とエンジニアリングの両方が見えます。

技術深堀り作品 「分散システム / リアルタイム同期 / 機械学習推論 / WebGL」のような特定技術を深掘りした作品は、シニア職には特に響きます。

迷ったら、まず 1 つ目の「自分の不便を解消した作品」から始めるのがおすすめです。詳しい作り方は ポートフォリオの作り方コース で順を追って学べます。

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まとめ:手を動かし始めた人が一番強い

ポートフォリオ作成は、プログラミング学習の中で最も苦しく、しかし最も成長できるフェーズです。 完璧を目指して公開を遅らせるよりも、まずは「動くもの」を作り、フィードバックをもらいながら改善していく姿勢が、エンジニアとしての資質そのものと言えます。

「何を作ればいいかまだ迷っている」「一人で作りきる自信がない」という方は、まずは小さな機能の実装から練習してみませんか?

チョットデキルで、ポートフォリオの第一歩を

「チョットデキル」では、ブラウザ上でAIのサポートを受けながら、実践的なコードを学べるコースを用意しています。

  • 「ポートフォリオ作成準備コース」:基本的なWebアプリの構造を5分単位のレッスンで習得。
  • 「実践!AIと作るWebアプリケーション」:AIを効率的に使いながら、独自のアプリを形にするプロセスを体験。

環境構築でつまずくことなく、あなたの「作りたい」という気持ちをすぐに形にできます。まずは1レッスンから、エンジニアへの第一歩を踏み出してみましょう。

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出典・参考リンク

本記事の主張・数値・仕様に関する根拠は、以下の一次情報・公式ドキュメントを参照しています。リンク先の更新により内容が変わる場合があるため、最新情報は各公式サイトで確認してください。

この記事について

  • 監修: 生田 陸人 (LuaGate エンジニア / 大手 IT 企業現役エンジニア)
  • 公開: 2026-05-28
  • 最終更新: 2026-05-28
  • カテゴリ: キャリア
  • 検証環境: GitHub Pages / Vercel / Next.js 14
  • 編集ポリシー: 公式ドキュメント・公的統計を一次情報として優先し、社内エンジニアが実機検証した内容のみを掲載しています。修正提案や事実誤認の指摘は チョットデキル運営 までお寄せください。
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